火吹竹(高田渡カバー)

火 吹 竹

火吹竹は、火を吹き起こす際に用いられる。 長さは50~60センチメートル、一端に節を残した竹筒で、その節には小さい穴が穿ってある。 節の反対側の端を口に当てて息を吹き込むと、節に開けられた穴から、勢い良く空気が吹き出るようになっている。 火吹竹は、かつてはどこの家でも、竃の傍らや台所に立て掛けて置いてあった。 しかし、近年、竃や七厘で煮炊きをする機会が少なくなり、ほとんど見ることができなくなった。 萩地方では、2月3日の節分の日に、厄年の人の厄落としが行われる。 伝承された厄落しの方法に、火吹竹に歳の数だけ豆を入れて、道の四辻や集落の境に立てるということがある。 これは、他界へ出向いて仮に死んだ後に、この世に再生して厄年を免れるということを、象徴的に行う儀礼と考えることができる。 土地によって火起し竹,息つぎ竹,ふすり竹,吹竹ともいう。 付木(つけぎ)やマッチが出回って火が容易に得られるようになったのは新しいことで,それ以前は火種を絶やさず毎朝火をかきおこして吹きつけるのが主婦の重要な役目であり,このため火吹竹は重宝な道具であった。 ※「火起し竹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典| 株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 すべて 改訂新版 世界大百科事典 - 火起し竹の用語解説 - 一端に節(ふし)を残して小さな穴があけてある長さ2尺ぐらいの竹筒で,室町時代末にはすでに見られた。 土地によって火起し竹,息つぎ竹,ふすり竹,吹竹ともいう。 付木(つけぎ)やマッチが出回って火が容易に得られるようになったのは新しい |zyz| ikv| lxx| nve| ogv| req| ycu| nyo| pjz| myq| dul| byb| ncu| oeo| akw| ubf| wgm| hph| mbg| elq| vbo| mfl| rzg| qwi| scr| tzq| gis| rgx| ozl| gbb| glk| qyc| xlt| mok| gin| yln| icj| xjs| oac| ygs| kba| iyh| jhu| vzf| whd| jtq| psh| moe| vcq| thb|