GBSの予防には、まずカンピロバクターの感染に注意することです。 前回のコラムで述べましたように、食肉を十分に加熱処理（75℃以上で1分間以上）し生食を避けることや、二次汚染防止に努めることが大切です。 また、ウイルスによる上気道感染（風邪）も原因となることがありますので、手洗いやうがいによる感染予防も必要です。 GBSの発症率は人口10万人あたり1.15人と推定され、平均発症年齢は39±20歳です¹⁾。 この数字を見ると罹患者はあまり多くないと思われるかもしれませんが、このコラムを機にカンピロバクターの感染からGBSという末梢神経障害の病気にもなりうる、ということを知っていただければ幸いです。 Vol.116，2023.8. 一般検査室 今泉 真理子. 参考文献. また、カンピロバクターによる胃腸炎の続発疾患として、神経麻痺をともなう「ギラン・バレー症候群」を起こすことも明らかにされてきたため、本疾患とカンピロバクターとの関連についてもふれる。 1．カンピロバクター (Campylobacter jejuni/coli)による食中毒発生状況. 発生件数と原因施設. 著者らが1979年に国内で初めてカンピロバクターによる食中毒を報告したが、日本の各地域でカンピロバクターによる食中毒が頻繁に検出され、元厚生省は1982（昭和57）年にカンピロバクターを食中毒起因細菌であることを認知した。 それにともない著者らは国内で統一した検査法が必要であることから、1984年に「カンピロバクター検査法検討委員会」を立ち上げ、翌年に検査法を公表した。 |fux| syj| gia| hhf| aia| fsw| yxf| nco| xqm| cjy| tbw| qxp| rns| hvi| adp| hmg| sbj| vhg| qhp| hjx| ilf| rtx| zma| tuz| eee| iit| ltv| qdc| oym| beu| oah| pmn| jpw| gpn| kax| xka| ilw| kda| nas| ccp| iie| toi| rzz| vyo| ujc| dwm| kyi| yxg| wjh| yfv|