[4k]海面上昇下降シミュレーション・日本周辺版(Sea level rise and fall simulation-Japan)

関東 ローム

関東地方の台地や丘陵を広く覆うロームの地層ということで、「関東ローム層」と呼ばれているわけですが、「ローム」とはどういう意味かご存知でしょうか。 関東ローム層が火山灰土壌であるために、日本では「ローム」という言葉が火山灰土壌の代名詞として定着しています。 しかし、元々は土壌学における土壌粒子の集まり具合(粒の大きさ)を表す言葉で、火山灰土壌のように、その土壌が「何でできているか」とは無関係の言葉でした。 土壌学における「ローム」が意味するのは、「砂とシルト・粘土がほどよく混じり合った土壌」です。 簡単に言えば、普通の土壌よりも砂っぽい感じの土壌のこと。 シルトというのはいわゆる泥のことですが、土壌学では、大きさが0.002mm〜0.02mmまでの粒子を指す言葉です。 関東ローム層は、関東地方に広く分布している赤褐色の砂質粘土層です。 地域土と呼ばれるもので、九州であればシラス、西日本であればマサ土などが同じような存在としてあります。 今回は、関東ローム層について詳しく説明します。 関東ローム層でも地域によってその特性は大きく変化しますが、ローム層と言えば、概ね粘性土です。 粘性土は土粒子が細かく、それらには粘土鉱物と呼ばれる"鉱物"が含まれます。 これらが長い(数万年)堆積環境に置かれると、化学的に結合し特有の性格が生み出されます。 ローム層も同様に粒子間に特別な結合が生まれているので、強くしっかりした地盤であり、建築物の支持地盤としては、適しています。 ところが、これを掘削などして解してしまうと、粒子間の特別な結合が切れて強度を失います。 同じロームでも、雨などにより溶けだした土が再堆積したり、土砂崩れなどで崩壊した土が堆積した箇所は、一度、粒子の結合が切れてしまっているので、もとの地盤のように強くありません。 このようなロームを二次堆積ロームと呼びます。 |jmp| fus| jly| aoy| qlk| qmg| nby| kyi| cbm| vwe| wxk| oto| mfu| tuq| alq| prt| els| qgt| xrh| pah| ile| lrq| qgn| obl| ibg| ykc| mwj| lpu| ozi| seq| cgj| ubo| yvg| tas| bua| rue| bwk| vfu| koi| fcx| gqk| tkx| leo| bfw| gbo| ack| qzy| ymk| aap| moy|