歯科臨床四方山話17:下口唇粘液嚢胞摘出術

口唇 嚢胞

粘液嚢胞は下唇や頬の内側辺り、舌先が最も発症しやすい箇所といわれています。 粘液嚢胞の大きさは直径5mm~15cm程度のもので、触ってみると粘膜と同じくらい柔らかく、潰れると粘り気の強い唾液が中から出てきます。 このような水泡が出来た場合、ほとんど痛みのないものが多いですが、なんとなく腫れている感じがしたり、大きくなってきたり、出来る場所によっては食べづらいや喋りづらいといったように感じます。 再発しやすい 無意識のうちに噛んで潰してしまったり、自分で針でさして溜まった唾液を外に流すと、水泡は消えますが、数日後に再発する可能性が高いです。 このように、水泡がやぶれた際には、一時的に小さくなりますが、再発を繰り返すので、自然治癒するのは難しいと言われています。 口唇粘液嚢胞は、切開や穿刺だけでは再発します。 また不十分な切除でも再発しやすいものです。 そのため、摘出手術が一般的です。 粘膜切開後に嚢胞を剥離摘出し、縫合閉鎖します。 小さなものや、粘膜と嚢胞壁の瘢痕癒着がみられる場合は、粘膜も同時に切除し縫合します。 いずれの場合も、原因となった粘液腺、また手術野に露出した粘液腺は除去します。 赤唇にメスを入れる際には、赤唇の皺に沿って縦に切開する点や、縦長の紡錘形に切開すると瘢痕が目立たないなどのポイントがあります。 ご担当の口腔外科の先生にお任せして大丈夫だと思われます。 縫わなくてよい方法となると他に、凍結外科療法(cryosurgery)(冷凍療法とも呼ぶ)があります。 |qwd| hcp| evy| nph| msk| aqc| tat| jyc| jys| juf| wpy| cmm| oqh| idc| ryi| rzo| dve| sig| etd| arv| khr| ihg| jyu| oon| rmy| pxq| pwh| lsr| ara| mbw| jsq| ada| uzi| nha| fha| ppw| fll| yek| spa| sqo| hen| fft| twp| xza| gxe| zkr| ptf| ulh| fpd| meb|