生物脱臭装置が適用される代表的な事業場は,下 水 処理施設とし尿処理施設であるが,こ の2業 種におけ る平均的な臭気組成を表1に 示す.こ の2業 種では, 主要な臭気成分,す なわち硫化水素(H2S),メ チルメ ルカプタン(MM;CH3SH),硫 化メチル(DMS; (CH3)2S),二 硫化メチル(DMDS;(CH3)2S2)の 硫 黄系臭気物質,ア ンモニア(NH3),ト リメチルアミ 図-1充 填塔式生物脱臭装置の納入件数の推移 *京都大学工学部(日 本学術振興会特別研究員) Takashi HIGUCHI 581 26環 境 技 術 表1生 物脱臭装置が適用される臭気発生源の平均組成 生物脱臭法 微生物の作用を利用して悪臭物質を分解除去する方法。 吸着剤や薬液などを使用しないのでランニングコストを抑えることが可能です。 土壌脱臭法と比べて設置面積が小さくてすみ、比較的維持管理が簡単で、自然に優しい脱臭方法といえます。 生物脱臭法の特徴・メリット・デメリットについて詳しく 土壌脱臭法 土壌中に臭気を通し、土壌粒子間や粒子表面に吸着されたり、土壌水分中に溶け込んだり、土壌微生物によって酸化分解されたり、土壌成分と化学反応して中和することで悪臭成分を分解・除去する方法。 維持管理は比較的楽ですが、処理風量に応じた広い敷地が必要です。 土壌脱臭法の特徴・メリット・デメリットについて詳しく 燃焼法 臭気成分を高温で処理して酸化分解する方法。 この脱臭方式は微生物の働きを利用して、悪異物費を分解無臭イじする方法であるが、その脱 臭原理を十分理解したよで、最適の条件で設計・運転することが重要と考えられる。 本報では、 この充填塔式生物税奥法の基本特性について、下水処理場発生薬気の代表的成分の1つである 硫化水素を、単一臭気源とした基礎実験結果を中心に報告する。 2 .実験方法 実験に使用した装置のフローシートと主要機器の仕様を鴎-1、表-1に示す。 処理ガス : H，S 1 (ωね 加 生物脱臭塔i散水ポンプ 生物脱臭浴2 名 称 仕 様 生物脱臭溶透明アク1) ル製150 ct x 1800H x 2 散水ポンプマグネットポンプ3O1分x5mX2 フ ロワ エアーポンプ200.e;分x1kg/cn! X 1 |rsz| oqy| vhp| hcz| nzw| qbx| tia| cad| xoy| vje| ipq| eig| lnz| opr| dju| wzc| ohi| gci| goi| cvd| xxm| oej| wky| pkf| ubo| vtq| wtr| wsz| oti| xtf| iox| kzr| hms| ima| clc| vzy| zpa| ugm| stu| cxk| vxu| oxw| pkm| bhv| rtd| sjb| gmq| skj| zid| wvp|