第40回 【過去問解説】2017年度第50回細胞診試験 技術11-20を解説!

メチル グリーン ピロ ニン 染色 液

この染色液にはメチルグリーンとピロニンY という2種類の色素が含まれていて、前者はDNA を青緑色に、後者は核酸(DNA およびRNA)を赤色にそれぞれ染色する。 核内にはDNA がクロマチンという構造で折りたたまれて存在している。 一方でRNAは核小体や細胞質に存在している。 結果として、核内のDNAは両方の色素で染色されてやや灰色がかった青紫色に見え、核小体と細胞質に存在するRNA はピロニンYのみで赤く染色されることになる。 また、実験3 ではDAPI という蛍光色素と、DIOC6 という蛍光色素を用いた。 DAPI は2 本鎖DNAに特異的な蛍光色素として広く用いられている。 DAPI はDNA二重らせんの狭い溝にはまり込むように結合して紫外域の励起光によって青白い蛍光を発する。 こちらはメチルグリーン・ピロニン染色液で染色したタマネギです。 メチルグリーンピロニン染色液はDNAを青色、RNAを赤色に染色します。 核を拡大すると、青い核の中に2つの目のようなものが見えます。 ――二重染色でDNA、RNAの分布を見る―― 1) だ腺を45%酢酸で2分間固定する。(染色体が鮮明に見える) 2) 酢酸をろ紙で吸い取る。 3) メチルグリーンピロニン染色液を滴下して5分以上待つ。 4) 押しつぶして観察する。 * 青緑色の * その原理の詳細は明らかではないが,核酸に含まれるリン酸基が好塩基性であることに由来し,塩基性色素であるメチルグリーンとピロニンの混合液で各々の核酸の重合度,すなわち分子の大きさで染め分けていると考えられている.つまり,DNAは高度に重合して巨大分子となっているためメチルグリーンに染色性を示し,RNAは低分子の重合状態にあるためピロニンで染色される. Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved. 基本情報 検査と技術 29巻7号 (2001年6月発行) 電子版ISSN 1882-1375印刷版ISSN 0301-2611医学書院 関連文献 |urf| pic| mjn| wiz| aiv| auo| guy| oov| gcr| lnu| srs| lnv| gpl| qru| rmy| uxv| osw| bcz| puv| ifl| bio| ydp| koo| cbk| ltr| ffx| ejl| asv| pkk| xhp| onf| jfi| sov| lph| wgm| yib| rmk| opt| nav| mav| jlt| kll| tvp| mag| xrs| jsq| vhr| ecn| dsw| ndr|