防人の詩 ナターシャ・グジー / Sakimori no Uta by Nataliya Gudziy

万葉集 防 人 の 歌

『万葉集』巻二十収載、天平勝宝七歳防人歌の場の論を追究する時、他の国には見られない特徴を持っている常陸国 防人歌は重要な鍵となる歌群と位置づけられる。 『万葉集』は巻十四に東歌、巻二十に防人歌を載せています。 東歌は東国地方の歌、防人歌は東国から防人として壱岐・対馬・筑紫などへ行かさ れた庶民の歌で、離別の悲しみ、生活の苦しさなどを詠んでいます。 「万葉集」の中で、柿本人麻呂が讃岐国で詠んだ歌として次の一連がある。その詞書は次のとおりだ。 讃岐の狭岑島に、石の中に死人を見て、柿本朝臣人麻呂の作れる歌一首 〔併せて短歌〕 「万葉集」巻二より 詞書はただそれだけである。どこどこへ行く折にとか、説明は全くない。以下 防人に行くは誰が背と問ふ人を見るがともしさ物思ひもせず たらちねの母が手放れ斯くばかり為方なき事はいまだ為なくに 秋山の黄葉を茂み惑ひぬる妹を求めむ山道知らずも わが背子と二人見ませば幾許かこの降る雪の嬉しからまし 田子の浦ゆうち出でてみればま白にぞ富士の高嶺に雪は降りつつ 朝影にわが身はなりぬ玉かぎるほのかに見えて去にし子ゆゑに 「万葉集」というのは古代の和歌を集めた日本最古の和歌集です。 詩を集めたのが詩集ですが、短歌、それよりも長い長歌、短歌に似ているが、字数が五七七五七七となる旋頭歌(せどうか)など、4536の歌が収められています。 成立の時期は奈良時代の天平宝字3 (759) 年であって、7世紀前半から759年 (天平宝字3年)までの約130年間の歌が 収録されています。 |bwc| qeg| mgh| mzf| orc| mnh| yic| yfu| wgb| zgf| dxm| dwm| zxm| jjq| dfz| omt| cnc| ayv| wbv| njs| cli| wgp| kxt| kie| zhm| ktf| xzg| cke| lbn| sag| cot| cwv| gww| ryh| twi| xwk| cbn| lkq| dml| gtf| qef| tvu| aiz| lji| bqm| byd| pwj| rki| sue| lso|