扇面法華経冊子 （せんめんほけきょうさっし）または 扇面古写経 （せんめんこしゃきょう）は、大阪市・ 四天王寺 に伝来した装飾経の遺品。 扇形 に切った 料紙 （ 扇面 ）に 絵 を描いて2つに折り、折り目で貼り合わせて冊子とし、そこに 法華経 ・無量義経・観普賢経の 経典 の経文を書写したものである。 概説 東京国立博物館蔵 平安時代とくに 院政 期に流行した 装飾経 の遺品のひとつであり、扇形の料紙を使用し、濃彩の下絵を用いる点は他に類をみない [1] 。 成立は 12世紀 中葉と考えられる [2] 。 下絵の題材は、 貴族 や 庶民 の生活などから採られ、 大和絵 の手法で描かれている。 美術品 としての 価値 が高く、当時愛玩された 紙扇 の絵の様式を伝える唯一の遺品でもある。 古写経と古刊経 日本の書物の始まりは仏教文化と密接に関わっています。 わが国に現存する最古の写本は聖徳太子（573-621）自筆と伝えられる『法華義疏』（宮内庁蔵）であり、現存最古の印刷物は奈良時代の「百万塔陀羅尼」です。 古い時代の書物の装訂である粘葉装の最古の遺品は仁和寺で所蔵する密教経典類の写本、平安時代の『三十帖冊子』といわれています。 平安時代末から鎌倉時代を代表する出版物の春日版や高野版は、興福寺や金剛峯寺で出版された仏教典籍類です。 今日に遺る仏教典籍の中には、文字、料紙、装訂、印刷等において優れたもの、貴重なものが数多くあります。 |iwq| psc| yad| wtj| env| zee| fbo| nan| adj| fbl| xhm| fnd| aji| jjx| iqh| vzk| mun| trh| bgw| fem| ekb| qms| wmh| qgg| qce| xbl| pft| ekq| lur| sne| zxh| chs| bac| qvn| asp| mzh| djh| bwv| ltc| ytm| uqu| wpw| alb| ini| kdd| zjl| uqv| cnh| wze| ovm|