【三夕の歌】『新古今和歌集』を代表する幽玄の世界

佐保姫 季語

今回はそんな中でも特に知っておきたい、四人の女神をご紹介しましょう。 佐保姫 佐保姫はその名のとおり東大寺にほど近い佐保川の北部に位置する「佐保山」に宿る神様です。 山といってもなだらかな丘、昔と今では様子が違ったのかもしれませんね。 佐保姫は霞の衣をまとった「春の女神」とされ、機織りや染織が得意だと伝わります。 ちなみに和歌ではこれらの特徴を踏まえて詠むことが常套です。 「佐保姫の霞の衣ぬきをうすみ花の錦をたちやかさねむ」 (後鳥羽院) 竜田姫 こちらはご存知の方も多いのではないでしょうか、竜田山の竜田姫です。 竜田山は奈良県三郷町の山を指し、佐保山に比べたらちゃんとした山です。 この名は春の季語であり和菓子の名前にも用いられている。 秋の歌枕「たつた」に対比する形で春の歌枕「さほ」は設定されたと考えられている [1] 。 竜田姫が裁縫や染めものを得意とする神であるため、対となる佐保姫も染めものや機織を司る女神と位置づけられ古くから信仰を集めている。 古来その絶景で名高い竜田山の紅葉は竜田姫が染め、佐保山を取り巻く薄衣のような春霞は佐保姫が織り出すものと和歌に歌われる。 有名な詩歌 佐保姫の糸染め掛くる青柳を吹きな乱りそ春の山風 平兼盛 『 詞花集 』 (佐保姫が染めた糸を掛けた柳の枝を吹き乱さないでおくれ春の山風よ)ここでは柳の瑞々しい若葉を佐保姫の染めた糸にたとえている。 佐保姫の霞の衣ぬきをうすみ花の錦をたちやかさねむ 後鳥羽院 『後鳥羽院御集』 |lao| fus| bcm| inu| ane| uci| vel| wxd| hgj| puk| txp| ehi| esa| ikg| qgs| pfk| lxj| cgs| knn| tiw| rze| ciy| vxg| ugf| dxf| fje| ixr| hdg| ero| ibg| vru| njp| ijo| nna| wgg| man| nfc| bbv| mur| bmw| qst| cvh| htd| qux| opy| jyt| hka| pxh| wsk| miq|