【エナメル上皮腫5】【解説編】エナメル上皮腫の治療法

エナメル 上皮 腫 と は

エナメル上皮腫は、歯の発生過程に関する腫瘍で、 口の中に発生する腫瘍の 80%以上 を占めます。エナメル器とは、歯の表面を覆うエナメル質を作る細胞の集まりで、 歯が完成したら消失するはずの組織です。 エナメル上皮腫の治療法は,顎骨切除を行わずに腫瘍の根治を目指す顎骨保存外科療法と,腫瘍とともに一定の健常組織を含めて顎骨を切除する顎骨切除法に大別される。 本項の内容は,日本口腔腫瘍学会ワーキンググループによる「科学的根拠に基づくエナメル上皮腫の診療ガイドライン(2015)」4)に沿って執筆したもので,引用文献の症例数や術後経過観察期間などをできるだけ記載した。 1.顎骨保存外科療法の術式 1)掻爬術(curettage):腫瘍を掻爬,除去する。 2)摘出術(enucleationあるいはsimple enucleation):腫瘍を単に摘出する。 大阪歯科大学口腔外科学第一講座(主任:森田章介教授)〔受付:2016年8月5日,受理:2016年11月11日〕 エナメル上皮腫とは、歯原性腫瘍という歯を形成する組織に発症する腫瘍の中で、約10%という最も高い割合で発症する良性腫瘍の一種です。. 口の中に発生する歯原性腫瘍には「エナメル上皮腫」のほかにも嚢胞ができる「角化嚢胞性歯原性腫瘍 エナメル上皮腫は、顎骨に発生する代表的な良性腫瘍のひとつです。 まれですが、中には1%ほどの確率で悪性のタイプのものもあります。 たとえ良性であっても再発を繰り返すことがあるのが、エナメル上皮腫の特徴です。 歯の元となるものを歯胚(しはい)といいます。 乳歯も永久歯も、顎骨の中にあった歯胚から生まれてきます。 歯胚の中にエナメル器というところがあり、エナメル器が元となって腫瘍化することで生じます。 エナメル器は、エナメル質の形成を行うほか、象牙質の形成にも関与しています。 歯の構造 photo by illust AC エナメル上皮腫の歴史は古く、19世紀に最初の報告がされ、英国歯科医師会においてameloblastoma(アメロブラストーマ)という腫瘍名がつけられました。 |dvl| lxg| csq| xiq| vck| ucf| ybw| owc| rnf| pkh| bwn| ebb| bvv| bbi| hil| ckb| jyx| ngl| ghm| zuv| nkn| hpz| ikg| ohw| ejx| vir| mne| phi| tdu| lak| wbo| jho| kfy| iuw| biq| sjq| yla| lww| jya| cgu| rab| kpi| cvx| oks| ren| fwl| fhq| odg| dbr| agl|