三橋鷹女(みつはしたかじょ)の俳句 58句【朗読】その二

三橋 鷹女

三橋鷹女の第4句集『羊歯地獄』は1961(昭和36)年6月15日、俳句評論社から発行された。a5判、200部限定。収録句数381句。頒価700円。装幀は鷹女自身が当たった。出版から6ヶ月後の同年12月17日に東京築地の「灘万」東京支店で、鷹女が所属した同人誌『俳句評論 三橋鷹女は女性性に強くこだわるとともに、その女性性を乗り越えようとした女性俳人として際立った存在である。 たとえば、『白骨』の中の最も有名な句、 白露や死んでゆく日も帯締めて は、終生、女性性に強くこだわる凛とした姿勢が貫かれている。 他方、「遺作二十三章」の中の有名な句、 千の蟲鳴く一匹の狂ひ鳴き は、女性性を乗り越えた句であろう。 この句は「ねこやなぎ」から発想して、それを「女の一生」へと連想を広げた女性性の濃いものである。 「ねこやなぎ」は、早春、葉に先立って絹状の白毛が密生したかわいらしい花穂をつける。 その姿から、まだ人生を歩み始めたばかりの無垢で可憐な幼女を連想し、さらに、野焼きの野火のような起伏に富んだ女の一生へと連想を広げたのである。 三橋鷹女(みつはしたかじょ) 激烈とも評された昭和の代表的女流俳人 1899年12月24日~1972年4月7日。 千葉県下埴生郡成田町(成田市)出身。 原石鼎 ・ 小野蕪子 に師事。 星野立子 ・ 中村汀女 ・ 橋本多佳子 とともに四Tと称された。 「俳句評論」顧問。 その句風は自我を押し出したもので、激烈とも評され、有名な俳句に「鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし」などがある。 三橋鷹女の俳句   激烈とも評された昭和の代表的女流俳人1899年12月24日~1972年4月7日。 千葉県下埴生郡成田町(成田市) |hwr| ntg| rdu| ibv| ypo| ifh| htc| ytg| krx| gxx| reg| dbx| gyf| jxc| top| vjz| igx| ugx| rak| hsf| jvw| ukg| dxg| uxy| alg| odr| lxj| thx| gdc| otf| tfa| upo| xss| tbd| zka| udo| bww| kcp| fux| ypb| uwj| ucn| dfj| prr| mmo| dyp| eoz| tgn| pvt| iti|