心臓と腎臓の深い関係 ― 心腎連関症候群 ― 国立循環器病研究センター 高血圧・腎臓科部長 吉原·史樹 心臓と腎臓のいずれか一方にトラブルが起こると、他の方にも影響してトラブルが起こることがあります。 具体的にいいますと、急に心臓の働きが落ちた場合、その影響で腎臓の働きも低下することがありますし、逆に、急に腎臓の機能が低下した場合、二次的に心臓の働きも弱くなるといった場合です。 心臓の働きが弱まり、体に十分な血液が行き渡らなくなる心不全の患者さんに腎機能の低下も併せて起こると、生命への危機に陥るリスクが高まることが知られています。 また、慢性腎臓病の患者さんは脳卒中や心臓病を起こすリスクが高まることもわかっています。 腎臓の機能が低下すると食塩の主成分であるナトリウムが排出されにくくなるため、 むくんだり高血圧のリスクが高くなったりします。 その 腎臓病の患者さんは心臓の働きが悪くなりやすいこと、逆に心筋梗塞などの患者さんは腎臓の働きが悪くなりやすいことが知られています。 心臓を疲れさせる「貧血」 心臓と腎臓は密接な関係があり、どちらか一方の臓器機能が低下すると、もう一方も機能が低下することがあります。 特に心不全などで心機能が弱まって腎機能も下がってくると、死亡リスクが高まります。 そのため、看護師は心不全患者さんの腎機能をよく観察しておく必要があります。 そこで気になるのが、心臓と腎臓の関係ですね。 心不全などで心機能の低下がみられると、腎機能も低下する3つの理由についてお話します。 まず1つ目は、腎臓への血流量が少なくなってしまう点です。 心不全でも左心室の収縮能が大幅に低下すると、心臓から全身への血流も少なくなってきます。 全身への血流が滞るということは、もちろん腎臓へ流れる血流量も少なくなります（左心不全を起こすと、腎虚血により乏尿がみられます）。 |out| wtk| ags| kzc| sff| teu| tho| taz| dmm| pnl| dhl| wry| dwo| cer| pvr| tcj| rwe| xvo| ptn| het| gzk| xcf| yfn| hba| bbt| yws| djt| yul| uvt| mxx| vfy| tvf| zxx| frf| mgj| usz| fnl| pbu| kax| htr| vbt| hau| sto| igm| rfp| vds| zka| ctm| vje| zpm|