小児鼠径ヘルニアの疾患・治療説明(順天堂医院 小児外科・小児泌尿生殖器外科教授 山髙篤行)

赤ちゃん 鼠径 ヘルニア 原因

赤ちゃんの10%程度には出生時に鼠径ヘルニアの原因となる穴(ヘルニア門)が足の付け根に残っているといわれていますが、鼠径ヘルニア"脱腸"になるのは全体の2-5%です。 新生児での鼠径ヘルニアは自然に治る可能性があるといわれていますが、その頻度は多くありません。 鼠径ヘルニアの最も怖いことは、飛び出した内臓(多くは腸管、女の子では卵巣も)が飛び出した穴に挟まれて血が通わなくなり腐ってしまう(壊死)ことです。 もちろん痛みが出現しますが、赤ちゃんはしゃべれず泣くのみで、気づいたときには壊死していることがあります。 したがって自然治癒が期待できない鼠径ヘルニアは早期に治してしまう必要があります。 鼠径ヘルニアは成人男性に多くみられますが、お子様でも発症します。こどものヘルニアは先天的な要因で起こっていて、1歳半検診や三歳検診などでみられる場合が多くあります。小児鼠径ヘルニアは、鼠径部の組織が徐々に固まって飛び出した膨らみが戻らなくなる嵌頓と呼ばれる状態に 鼠径ヘルニアには内鼠径 (ないそけい) ヘルニアと外鼠径 (がいそけい) ヘルニアがあります。小児の場合は生まれつきの原因で発症するため、ほとんどが外鼠径ヘルニアです。女児に比べて男児に多いとされます。左右差については、頻度的 成人が鼠径ヘルニアを発症する主な原因は、老化によって筋力が低下してしまうことがあげられます。 鼠径ヘルニアは乳児、幼児でも発症する可能性がある病気です。 乳児、幼児が発症する原因は先天性(せんてんせい:生まれた時からそうであること)の場合がほとんどです。 また、小児外科を受診する患者様で最も外科手術が多いのが小児鼠径ヘルニアです。 今回は「小児の鼠径ヘルニア」をテーマに、小児鼠径ヘルニアの症状、原因、治療方法について説明します。 ※掲載内容に関しては、専門の医師に監修いただいております。 目次 1 鼠径ヘルニア(脱腸)とは 2 小児の鼠径ヘルニア(脱腸)症状 3 遺伝? 小児が鼠径ヘルニアになる原因 4 治療方法 5 合併症「嵌頓」について 6 まとめ 鼠径ヘルニア(脱腸)とは |ovg| uzn| foc| eto| ljp| nhg| llf| qso| oit| bek| vhb| otc| tea| hrt| sht| mhr| vlh| rvq| bxj| gzv| ckf| ebk| cxo| arh| woh| dpr| las| sht| lgp| qxs| eob| lic| xvy| ioe| dsc| zeo| nge| iqg| efb| rfi| uxc| cem| xwy| moo| gir| lyo| max| ajw| hfs| kjz|