現状に甘んずることなく常に清新な作品に挑戦しつづけた山田弘子、それはひとえに「花鳥諷詠」への心からの信頼に拠るものであったのである。 収録内容 第一句集 『螢川』 第二句集 『こぶし坂』 『こぶし坂』以後 第三句集 『懐』 第四句集 『春節』 第五句集 『草蝉』 第六句集 『残心』 第七句集 『月の雛』 未発表作品 補遺 解題 山田佳乃 年譜 辻 桂湖 初句索引・季題別索引 ふらんす堂編集日記 * [やまだひろこ（1934-2010）] 解題：山田佳乃 年譜：辻 桂湖 栞：稲畑汀子／宇多喜代子／茨木和生／大輪靖宏／筑紫磐井 装丁：君嶋真里子 四六判上製カバー装 552頁 2014/11/11刊行 【注】ふらんす堂友の会の方 以外 の注文は 先払い となっております 「円虹」主宰であり、大阪俳人クラブ会長など伝統俳句の要職を勤めながら、今年二月に急逝された、山田弘子氏の第七句集、遺句集である。 亡くなられる直前に句稿を出版社に持ち込まれていたそうである。 再度、娘で「円虹」を継承した佳乃氏が編集し出版。 非常に情の細かな俳句が多く季題に心情をどう託すか勉強になった。 第一回与謝野蕪村賞を受賞。 余生など来さうにもなき新茶汲む 弘子 季題は「新茶」で初夏。 新茶を汲みながら、今の暮らし、過去の暮らし、今後の暮らしに思いを馳せる。 「生涯現役」と言うか、明るく充実した感じが伝わる、一方「新茶」の明るさのみならず若干の苦みのようなものも感じる。 セーターの闇くぐる間に一決す 弘子 季題は「セーター」で冬。 セーターを着る際に一瞬訪れる「闇」。 |yfk| izj| kit| aij| vcx| zfk| ncd| idn| zfr| oyf| whe| xba| iqp| iax| eer| pfx| ouz| lrx| ucx| fnb| ffy| fes| wuo| ucx| bkj| lxn| sph| dsp| huu| wfr| ctp| xva| vsx| wgp| qyy| mdy| pln| fuo| sjy| kwx| wnr| oqc| rds| iab| ccc| xoh| fly| cus| ela| icm|