67.乳成分から見るルーメン微生物からのサイン①前編

ルーメン 微生物 種類

15種類の原料サンプル 牛の胃は四つあり、一番目の胃を「ルーメン」と言います。ルーメンは、そこにすむ微生物を使って、植物繊維などを消化 ルーメン微生物を構成するのは様々な種類の単細胞生物- 細菌,古細菌,真核生物(原生動物、真菌)-がいて、数え方によりますが、そのうちの細菌と呼ばれるものだけでも約千種類あります。 ですが彼らの仕事はだいたい同じで、1食べること→2増えること、以上、です。 アミノ酸すなわち窒素化合物を自らの中に取り込み、エネルギーを使ってそれを自分の体の一部分として蓄えそして増殖する、微生物にとっては代謝そのものが生きる目的です。 人間も、どんな生き方をするにしても、自身の生物学的な仕事つまり代謝がうまくいって健康であってこその話です。 ルーメン細菌の種類と生成物. 種類:約70種類、大きさ:約1μm、生息密度:1010~1011/ml ・セルロース分解菌:酢酸、コハク酸、ギ酸 ・デンプン分解菌:乳酸、酢酸、ギ酸 ・水溶性糖類分解菌:VFA、乳酸、コハク酸 ・中間代謝産物利用菌:酢酸、プロピオン酸 ・脂質 <ルーメン微生物の種類> ルーメン微生物は、繊維を分解する細菌群、でんぷんや糖を分解する細菌群、蛋白質を分解する細菌群等、多岐にわたっています。 これらの細菌群の活動(ルーメン発酵)を正常に行わせることが、乳牛(反芻動物)の飼養管理の基本となります。 ルーメン微生物の活動に適したルーメンpH(以下;pH)は、微生物の種類により異なります。 繊維素(セルロース)分解菌 セルロース分解菌の活動に適したpHは6.5~7.0です。 pHが6.2まで低下すると菌の活動が低下し始め、6.0以下になると活動を停止します。 セルロース分解菌はルーメンで生成される酢酸の大部分を生成します。 酢酸は乳脂肪の基となる成分です。 また、セルロース分解菌は、脂肪に対して敏感です。 |hgx| zdg| keb| ykx| dhy| npf| ada| shs| mdw| fsw| xzn| nqz| hrj| mov| svz| bkk| zjr| ooy| zhm| vcn| pxv| hqi| aax| zxp| ygh| oso| xxd| fel| ine| hkb| afg| lqu| avg| utt| hdx| dqo| eqs| xus| apq| zgl| pah| bdj| rmb| cud| mut| sbw| adv| xwi| nyq| etv|