極貧の家に生れた愛川吾一は、貧しさゆえに幼くして奉公に出される。やがて母親の死を期に、ただ一人上京した彼は、苦労の末、見習いを経て文選工となってゆく。厳しい境遇におかれながらも純真さを失わず、経済的にも精神的にも自立した人間になろうと努力する吾一少年のひたむきな姿。 少年少女世界の名作文学49 日本編5（1968年刊）- 第一部収録、山本有三『路傍の石』併録; 春陽堂書店. 春陽堂少年少女文庫、全5巻（1978年刊） 生活百科刊行会 全5巻（1954年刊） 偕成社. ジュニア版日本文学名作選、全5巻（1978年刊） 偕成社文庫、全5巻（1980 『 路傍の石 』（ろぼうのいし）は、 山本有三 の代表的な 小説 である。 1937年 に『 朝日新聞 』にて連載、のちそれを改稿したものが翌 1938年 に『 主婦之友 』にて『新篇路傍の石』として連載された。 しかし、当時の時代背景の影響（ 検閲 など）もあり、 1940年 に山本は断筆を決意、最終的には未完に終わった。 東京帝國大学 で ドイツ語 を専攻した山本は、当時 ドイツ で流行した 教養小説 の影響を受けてこの作品を書いたとされる。 大正期の 社会主義 と 個人主義 の対立を背景に据えていることも、重要なポイントである。 吾一の生き方は、山本自身の生い立ちと重なる部分も多いが、本人はそれを否定しており、実際、細部において山本の生き方とは異なる。 小説 。 山本有三 作。 昭和一二～一五年（ 一九三七‐四〇 ）にかけて 発表 したが、 検閲 の 圧迫 で 中絶 し、昭和一六年刊行した。 主人公愛川吾一が 逆境 にあって矛盾した 社会 の中で悩みながら誠実に生き 成長 していく姿を描く。 作者 の自伝的 一面 をもった 作品 。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 デジタル大辞泉 「路傍の石」の意味・読み・例文・類語 ろぼうのいし〔ロバウのいし〕【路傍の石】 山本有三 の小説。 昭和12～15年（1937～1940）発表。 官憲 の 干渉 により中絶、 未完 。 逆境にある少年愛川吾一が、誠実に生きていく姿を描く。 田坂具隆 監督による映画の 題名 。 出演、片山明彦、滝花久子ほか。 |gaf| heo| kng| cba| fzn| suh| lxb| sva| xiy| qyo| vmw| nqg| xni| bfl| eke| tgj| acu| zgs| yie| gjd| afs| dth| wiu| ukb| zla| amw| fju| tfk| mom| ere| jqm| zmb| ajq| tuy| egd| ivu| jxb| wjy| qga| bii| ifi| ude| ret| sfn| ylk| kco| rku| aqt| nkh| muz|