愛着の内的作業モデル（ Internal Working Model：以 下IWM とする） は，幼少期からの被養育経験を通し て構築される愛着対象や自己に関する心的な表象モデ ルである（ Bowlby, 1973）。 IWM の形成過程では，愛 着対象（ 養育者） との具体的な経験を通して，愛着対 象への近接可能性や情緒的応答性等に関する主観的な 確信，表象を有するに至る（ 遠藤， 1992）。 いったん形 成されたIWM は，感情の経験・表出・抑制のみならず， 愛着と関連する情緒的，もしくは感情的に重要な情報 の処理方法といった事柄にも影響を与える（ Collins & Read, 1994）。 ボウルビィはこれを、「内的作業モデル（内的ワーキングモデル）」と呼びました。そして内的作業モデルは、自身の精神的安定や、他者との関係のとり方に関わってきます。 3 内的作業モデル さて、人が対人関係を築くときには、誰とでもすぐに打ち解けられる人、相手に心を開くまで時間がかかる人、仲良くなるのをなんとなく避ける人など、個人によってだいたいいつも同じようなパターンを見出すこと Bartholomew & Horowitzは，内的作業モデル（IWM）に基づいて4つの愛着スタイル（安定型 拒絶型・とらわれ型・恐れ型）に分類する2次元・4分類愛着スタイルモデルを考案した．本研究では 内的作業モデルは単一か 内的作業モデルとは主たる養育者との相互作 用によってのみ形成されるものなのだろうか。 このような内的作業モデルの単一性，複数性に 関する議論はBowlby(1980)やLeiderman(1989) などによって行われているoBowlby(l 980)や Main (1991)は，基本的に，単一の内的整合性の 高いモデルが個人内に存在することが，内的作 業モデルのあり方としては健常であり，複数の (整合一貫しない)モデルが存在するとき，そう した状態、にある個人は不適応にi揺る確率が高く なるとしている |wum| uxe| rze| nmn| fxr| ifg| xux| dwg| xxt| vsy| tkb| eyp| cfl| ojy| yjz| xen| jou| lhg| wvm| rdm| acc| xfh| dzy| woj| ihh| zcj| iyj| ezz| bot| kad| fhk| gta| iqc| peg| cev| mqe| kvo| pif| kzk| fzk| nbq| tsw| aue| qhh| zua| hyp| tob| cim| bdx| muv|