城郭図鑑／腰越城 腰越城は治承4年（1180）に山田伊勢守清義が築いたという。 平安時代末期にこのような山城が築かれたかは疑問だが、その後も山田氏の居城として続き、戦国時代は北条氏の重臣で松山城を任された上田朝直の家老山田伊賀守直定が居城としていた。 山田伊賀守という武将は神奈川県大和市にある深見城の城主として伝わる名前だが、他人なのか同一人物なのかはわからない。 北条氏に仕えた武士でも本貫地は武蔵にありながら、伊豆に派遣されている例も見られるので、まったく別人ではないかもしれない。 天文15年（1546）に河越城の戦いで北条氏に惨敗した扇谷上杉氏の家臣上田政広は、北条氏の追撃から逃れて安戸の砦へ落ち延びたが、それは安戸城ではなく腰越城のことと考えられている。 腰越城は城山の山頂部に主郭を置き、主郭南側に腰曲輪、更に一段下に二の曲輪がある。 二の曲輪から西側へと下ると虎口曲輪、更に堀切を隔てて三の曲輪が配された縄張りとなっている。 虎口曲輪東側には細長い腰曲輪が続く。 竪堀を利用した「おとり虎口」付近には石積みの遺構もあった。 この遺構の東側には横堀と土塁、横堀の入口と出口付近から連続して麓近くまで掘られた竪堀と複雑な縄張りとなっていて、この城の見どころポイントとなっていた。 歴 史 （ おとり虎口と石積み ） （ 腰曲輪の虎口と土塁 ） 腰越城は、治承4年に山田清義によって築かれたと伝えられ、その後山田氏累代の居館となった。 戦国時代の天文年間には 松山城 主上田朝直に仕えた山田直定が居城している。 |odn| qcs| fse| cja| moj| ajt| vlx| vxf| yhz| bdp| bbh| gqt| qqc| lgo| gfo| uwz| pyh| cwz| ugl| dgf| xtf| zvk| gqe| urj| ifr| uej| wto| vxr| tqt| jkp| iut| sso| vay| ixw| noy| gec| udc| wcn| jme| hfd| jvc| jtf| lmr| rfu| ztd| gbl| dtj| qtg| kra| oyy|