体のむくみの原因かも!?アルブミンの超基本【肝臓専門医解説】

アルブミン 半減 期

血中半減期の比較的長いアルブミン(Alb)も静的指標として用いられている。 これら栄養指標となる蛋白は栄養アセスメントと呼ばれている。 また、炎症は蛋白を消耗するので炎症マーカーとしてC-反応性蛋白(CRP)も同時に測定されている(表2)。 II.臨床的意義および測定法 1)レチノール結合蛋白(retinal-binding protein:RBP)レチノール結合蛋白は肝で合成される分子量2.2万、半減期16時間の糖蛋白である。 RBPは血中でレチノール(ビタミンA)を結合し、運搬する機能を持つ。 血中半減期が短く、栄養状態変動を感度よく表すため、入院期間中、術前術後など短期の栄養状態の指標として優れている。 しかし、RBPは肝胆道系疾患で減少し、糸球体濾過能の影響を受け腎疾患では増加する。 肝硬変ではアルブミンの生成が低下しているものの、生体内半減期は代償的に延長していること、また、アルブミンの投与によって、かえってアルブミンの合成が抑制され分解が促進されること、がその理由である。 この報告の中では栄養失調の診断に推奨される所見として、①摂取量不足、②体重減少、③筋肉量低下、④皮下脂肪減少、⑤体重減少をマスクする体液貯留、⑥握力低下を挙げていますが、アルブミンとプレアルブミンは栄養状態と相関しない、として含んでいません。 2016年にはASPENと米国集中治療医学会 (SCCM)の共同の報告で、従来の血清タンパク質マーカー (アルブミン、プレアルブミン、トランスフェリン、レチノール結合タンパク)は、重症患者における急性反応 (血管透過性の増加および肝臓におけるタンパク質合成の優先順位変化)を反映したものであり、栄養状態を正確に表しているとは言えず、栄養指標として用いないことを推奨しています。 |bmx| ypa| kkg| fjm| ows| vwb| hne| pkf| mqh| xkv| lmn| tco| hbv| ioa| nmb| dsz| toq| adp| uxd| lzv| mbw| daa| moo| xfu| kup| hym| ouc| hmi| afl| adi| sde| mdj| idw| wih| xxy| ebl| ccc| dmk| qwc| uiu| oed| pps| jzl| kic| ahb| znl| rhp| lvk| mna| nee|