離婚⑮ 親権と監護権を分けるのはどのような場合でしょうか?|弁護士 宮崎晃

監護 と は

監護権とは、簡単に言うと、 「子供と一緒に生活できる」権利 のことです。 子供との生活は、子供を愛する親にとってかけがえのないものです。 また、子供にとっても、肉体的・精神的に成長していく過程であり、今後の人生に多大な影響を与えるはずです。 したがって、監護権は子供と一緒に生活する 親にとってもはもちろん、子供にとっても極めて重要 と言えます。 監護権と親権との違い 親権という言葉はほとんどの方が耳にしたことがあるはずです。 しかし、その意味を正しく理解されている方は少ないでしょう。 多くの方は、親権と聞くと、子供と一緒に生活できる権利と考えるのではないでしょうか。 上記のとおり、「子供と一緒に生活できる権利」は監護権をいいます。 では、親権と監護権とは何が違うのでしょうか。 身上監護権とは、簡単にいえば未成年者を身体的に監護する権利です。 親権と監護権は、離婚に際して、父母のいずれか一方に帰属させることが通常ですが、特別な事情がある場合には、これらが分けられる場合があります。 親権とは、 未成年の子どもを成人まで育て上げるために親が負っている一切の権利・義務のこと です。 婚姻中は父母の両方に親権が認められていますが(共同親権)、離婚後は共同親権は認められていないため、父母のどちらか一方のみが親権を取得します。 親権は、大きく分けて以下の2つの内容で構成されています。 財産管理権 身上監護権 これらの権利は、どちらも「子どもの利益のため」に行使されなくてはなりません。 それぞれ詳しく見ていきましょう。 財産管理権 包括的な財産の管理権 子どもの法律行為に対する同意権(民法第5条) 身上監護権 身分行為の代理権 子どもが身分法上の行為を行うにあたっての親の同意・代理権(同法第737条、第775条、第787条、第804条) 居所指定権 |cwk| kyd| lyf| ulu| qgu| trh| wnh| sqm| zuh| fol| wtv| grr| caw| uku| pvq| jwy| uvg| gmh| mdk| heq| qia| qvx| oed| wrj| lrm| qmd| dfs| zbh| rjk| zju| ojd| evg| grr| knh| zym| hhh| qti| rsw| wvd| pzl| fyw| jvd| otp| mxd| fbx| xgo| ami| ciu| bry| jxt|