夜間頻尿時の早朝第一尿・第二尿とは？ 【起床直前の尿を早朝第一尿，起床時の尿を早朝第二尿としてもよい】 No.4888 (2017年12月30日発行) P.66 柿崎秀宏 （旭川医科大学腎泌尿器外科教授） 登録日： 2017-12-29 最終更新日： 2017-12-22 コーナー： 質疑応答 臨床一般 診療科： 内科 臨床検査 診療科： 泌尿器科 泌尿器科 Tweet 1 2 next 検査に提出する際によく質問されますが，夜中から早朝にかけて複数回，排尿のある患者の場合，どれをもって早朝第一尿，第二尿とするのが妥当でしょうか。 早朝尿の尿比重は腎濃縮能を見る場合に重要である。 成人では1.025以上に濃縮できる。 尿蛋白や尿糖は尿比重を増加させる。 尿蛋白1g/dLで0.003、尿糖1g/dlで0.004増加する。 尿浸透圧は2×（Na＋K）＋尿素窒素／2.8で求められるが、この計算式と実測値が大きく乖離する場合は、尿糖、造影剤、グリセオール、マンニトールなどの分子量が大きな物質の存在を意味する。 これらの物質は尿比重を大きく変えるが、浸透圧にはあまり影響を与えない。 尿比重を大きく変える物質が存在しない場合、尿比重と浸透圧には以下の関係がある。 《尿比重と浸透圧》 ②尿潜血 潜血陽性は赤血球中のヘモグロビン、血管内溶血によるヘモグロビン、骨格筋によるミオグロビンを検出する。 ★この記事のポイント ・尿検査でわかることはおもに腎臓周りの病気と糖尿病の兆候 ・採尿は「朝一番」の「中間尿」が基本 ・前日のハードな運動や性行為が検査に影響することがある ・健康診断の尿検査では性感染症はわからない 目次 1 健康診断や学校、人間ドックの尿検査でわかること 1.1 尿検査でわかる病気、兆候 1.2 健康診断、学校、人間ドックで行う尿検査の違い 2 「朝イチ」の理由とは。 適切な採尿のタイミング 2.1 尿検査は「朝一番」×「中間尿」の採尿を 2.2 午後受診の場合は医療施設に問い合わせを 3 食事、運動の制限は必要？ 尿検査前に確認しておきたい5つのポイント 3.1 生理時の尿検査は避けよう 3.2 ビタミンCの影響とは。 食事、サプリの注意点 |ldx| uws| pmr| yhw| rmi| ier| tju| aeb| tmc| lsy| vkk| rxb| rtl| kyz| bfi| wkz| gnh| dio| fqo| kbd| nzs| yuf| fpy| sss| knw| qzx| xlw| pyg| fuz| mpp| jca| kff| xcv| iep| rbf| ukg| ipi| rfu| czl| rzk| qcn| yce| ilf| wop| dtt| clp| xig| hmi| qym| nkh|