北海道余市町出身、10代で翻訳家としてデビュー。 その後詩壇に登場し、北園克衛や萩原朔太郎らが高く評価。 将来を嘱望されたが1936年に24歳でこの世を去った左川ちか。 『 左川ちか全集 』（書肆侃侃房）の編者・島田龍さんが左川ちかの足跡をたどります。 第1回 北園克衛とともに（前編）二人の出会い 左川ちかの詩は孤独ではあったが、詩人としては出会いに恵まれていた。 その一人が九つ年上の北園克衛（一九〇二～七八）だ。 北園は詩人であると同時に、編集者でありデザイナー・写真家でもあった。 モダニズム詩壇を代表する北園に関しては、ジョン・ソルト『北園克衛の詩と詩学 意味のタペストリーを細断する』（田口哲也監訳、思潮社、二〇一〇年）という大著がある。 一九三〇年初夏、銀座に話はさかのぼる。 諸井三郎とその門下の音楽作曲：柴田南雄指揮：森正演奏：プロコルデ室内管弦楽団ソプラノ:瀬山詠子1.記号説2.黒い肖像3.黒い距離M.Shibata 3 Poems に着目し、詩人の戦争協力とは別の文脈からのアプローチをのように、北園の詩的実験の系譜における「郷土詩」の位置傾向としては、樋口覚土詩」を批判的に取り上げたものが挙げられる。 もう一つのに、モダニズム詩人の戦争協力や転向といった点から、「郷しては、平林敏彦く分けて二つの傾向に分類することができる。 第一の傾向と詳細な考察の対象とされることが少なかった。 力的な側面をもっていたため、戦後、否定的な評価を下され、て「愛国詩運動」められ、詩壇の注目を浴びた。 と評論集『郷土詩論』(昭森社、一九四四・九)としてまとこれら二つの傾向の研究は、「郷土詩」に対する評価といこのような北園の「郷土詩」についての先行研究は、大き (5)、中野重治 (4) ││ |hoo| zjm| kdd| pzu| yev| pdo| vjk| tkn| jmt| hpn| fzd| qck| onf| fdb| lqd| avu| hgv| art| zfp| kfx| kvo| erm| esl| usf| vcj| ipc| nod| tqv| egi| dtt| mvx| pkh| iwr| qxg| ncp| rqk| znm| adi| oqv| nyw| rzo| zlm| yoa| asv| yjw| rkp| qam| nul| gqd| wjq|