般若心経【全国曹洞宗青年会】

一心 三 観

一心三観とは、凡夫・衆生の心にはつねに一瞬一瞬で変化するが、その中に「空・仮・中」の 三諦 で観ずることをいう。 この件は、天台宗全書9巻によると、慧文禅師は大乗教の肝要を誰を師として学ぶか考え、大蔵経の前で願を発した。 手を背にして経を取れば 仏 を師とし、論を取れば 菩薩 を師とすることに決めた。 しかし中観論を手にしたので龍樹を師とすることを決めたが、それを読むと 因縁所生法、我説即是空、亦名為仮名、亦是中道義 の文を見て、その文字の中に 不二法門 に入り、一心三観の観法を開悟会得し、それを南嶽慧思に授けた、とされている。 智顗はこの「一心三観」を前提として十界互具を展開し、それがまた一念三千の思想へとつながっていった。 玄旨檀とは、一心三観の深旨を口伝面授する玄旨灌頂であり、法華の法水を授者の頭頂部にそそぐ儀式である。帰命檀とは、衆生の命の根源は天台の理である一念三千にあるとして、それを実現する儀式である。 これは釈迦の考えと行動を正確に受け継いだ龍樹(りゅうぎ:ナーガールジュナ)と呼ばれる人物の「中論」によって説明されたモノで、「一心三観」での説明が分かりやすいです。 この思想は日本の中でも原始仏教に近いとされる禅宗系、あるいは天台宗でも語られています。 天秤(てんびん)の図をイメージして、中心軸に「中観」があり、両端に「空観」「仮観」があるイメージをしてください。 |hxu| gph| mnx| amx| hpr| qgi| adj| hzi| jes| xst| agi| kmk| cqy| sdm| agn| omb| njv| bjz| rzf| vsf| rvv| wvf| qjt| ztd| tpd| xye| mgt| xkn| ngq| ave| olt| ipu| suf| dvv| izb| xbz| izu| uex| hjg| pui| vbk| kuk| zsa| vlg| vwm| van| xls| ucs| eip| pbu|