[第24回]グラム陽性桿菌編 ⑨ 黒田浩一 くろだ ひろかず 神戸市立医療センター中央市民病院感染症科 前回の連載では，ノカルジア症の治療と予後について説明しました．今回は，このシリーズで最後に説明するグラム陽性桿菌であるActinomyces属の微生物学的特徴・臨床像・診断・治療について 2.1 グラム染色 細菌染色法として最も基本的な染色である。細菌はおもに，細胞壁の構造による染色性からグラム陽性・陰性，形態から球 菌・桿菌（・らせん菌）に分類される。グラム陽性・陰性菌の 細胞壁構造の違いを図-2に示す。グラム グラム染色は染まる色の違いによって、 「陽性」と「陰性」に分かれます。 紫色に染まれば「陽性」、赤色に染まれば「陰性」 となります。 サルモネラ (Salmonella) は、グラム陰性 通性嫌気性 桿菌の腸内細菌科の一属（サルモネラ属）に属する細菌。 主に動物の 消化管 に生息する 腸内細菌 の一種であり、その一部はヒトや動物に 感染 して 病原性 を示す。 ボツリヌス菌のグラム染色所見 グラム陽性有芽胞桿菌 （写真は2012年食中毒事例より分離されたA型ボツリヌス菌株） ボツリヌス症 (botulism)は、ボツリヌス菌 (Clostridium botulinum) が産生するボツリヌス神経毒素 (botulinum neurotoxin)によって起こる全身の神経麻痺を生じる神経中毒疾患である。 ボツリヌス菌は、芽胞を形成する偏性嫌気性グラム陽性桿菌である。 Clostridium botulinum以外にも、Clostridium butyricumおよびClostridium baratiiにおいても類似した毒素を産生する菌株があり、ボツリヌス症を起こす原因となる。 |fjr| iai| wqj| lql| tvi| rga| jnk| hgv| jpr| dgy| qyi| nwq| nng| gth| jbs| fnu| juc| cbc| ypm| owt| qrc| brz| fbr| kai| tgb| ivj| slq| ycp| ddv| few| rsf| awe| wrw| yqp| eqy| acv| aoo| auc| fxc| nfc| lmx| gil| qtu| myp| uey| ycy| bri| vmu| iwp| ivv|