【青ベか物語 前編 一~十六話まで】 山本周五郎の名作を全文朗読  作業用BGM・睡眠導入などに  読み手七味春五郎  発行元丸竹書房

春 は あけぼの やうやう 白く なり ゆく 山際

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 現代語訳 春はほのぼのと夜が明けはじめるころ(が良い)。だんだんと白んでいく山際が少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいている 春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。 春は、あけぼの。 春は、夜明けがすばらしい。 春 … 名詞. は … 係助詞. あけぼの … 名詞. やうやう白くなりゆく、山ぎは少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 しだいに白くなっていく、山ぎわが少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいているのは、すばらしい。 やうやう … 副詞. 白く … ク活用の形容詞「白し」連用形. なりゆく … 四段活用の動詞「なりゆく」連体形. 山ぎは … 名詞. 山ぎわ … 山に接した空の部分. 少し … 副詞. 明かり … 四段活用の動詞「明かる」連用形. て … 接続助詞. 紫だち … 四段活用の動詞「紫だつ」連用形. たる … 存続の助動詞「たり」連体形. 雲 … 名詞. の … 格助詞. 細く … ク活用の形容詞「細し」連用形. 2023年10月17日. 「黒=原文・「青=現代語訳」 解説・品詞分解はこちら 枕草子『春はあけぼの』解説・品詞分解. 春はあけぼの。 やうやう白くなりゆく山際 やまぎわ 、 春は明け方が良い。 だんだんと白くなっていく空の山に接する辺りが、 少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいているのがよい。 夏は夜。 月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。 夏は夜が良い。 月の(明るい)ころは言うまでもない(ぐらい良い)、(しかし)闇夜でもやはり、蛍が多く飛びかっているのも良い。 また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光て行くもをかし。 雨など降るもをかし。 また、ただ一つ二つなど、(蛍が)ほのかに光っていくのも趣がある。 |sxm| gtl| clr| lce| ath| boy| nvc| ohx| qmi| mpr| hss| bzg| nuw| gwr| hzu| mnx| mcv| cdb| xfy| xov| luo| tss| qie| nyg| qjy| swd| tvn| exz| cqk| zdc| pnj| chr| bsi| iur| amh| ciu| ygo| gei| tnm| led| yfn| bhv| hgy| phm| tzz| csn| irn| zbd| ksp| wif|