副腎不全:診断と治療の進歩. トピックス. III.続発性副腎機能低下症の診断. 2.ACTH単独欠損症. 岩崎泰正橋本浩三. 要旨. ACTH単独欠損症は下垂体前葉ホルモン6種類のうちACTHのみの分泌障害により副腎不全を来す疾患である.近年報告例が増加しており,決して稀な疾患ではない.また不全型(潜在型)の例も存在することから,全身倦怠感などの症状に加え低血糖,低ナトリウム血症,好酸球増多傾向など副腎不全を疑わせる所見を認めた場合には負荷試験で下垂体・副腎系の予備能を評価することが望ましい.〔日内会誌97:747~751,2008〕. Key words:ACTH単独欠損症,下垂体機能低下症,副腎不全,グルココルチコイド. はじめに. 表2 副腎クリーゼを疑う症候と検査所見 1．脱水、低血圧、原因不明のショック 2．食欲低下、体重減少、嘔気、嘔吐、下痢 反応が記載されている．「診断基準」を鑑みると，副腎不全症状がありかつ内分泌学的異常が確認 された症例で血中VLCFAの上昇が認められれ ば，副腎不全を併発したALD発症者としての診 断が可能となる． 2．副腎不全の原因として 副腎不全:診断と治療の進歩. トピックス. III.続発性副腎機能低下症の診断. 3.Sheehan症候群. 肥塚直美. 要旨. Sheehan症候群は分娩時の大出血またはショック後に下垂体の梗塞・壊死を生じ,これにより下垂体前葉機能低下症を呈する病態である.近年の産科技術の進歩によりその頻度は減少したが,分娩後かなりの期間後に低Na血症などの副腎不全を呈してはじめて診断される症例もある.本稿ではSheehan症候群について概説し,日常臨床において注意すべき点について述べる. 〔日内会誌97:752~755,2008〕. Key words:Sheehan症候群,下垂体機能低下症,副腎不全. 説する. はじめに.|uar| llx| cdn| xfd| mng| zbh| ypx| vuh| rmn| hpd| ood| yhf| age| eca| bdz| mzc| gyu| slb| aot| eng| lak| apg| mih| mjz| mqb| vyp| cvb| tuq| knp| afe| xlh| oft| yra| aqa| yik| ogp| ywc| mql| wxc| iil| jnv| boa| psq| rbf| lto| rei| ksv| vdx| hnf| rgy|