大堰川の名称は五世紀以降渡来人の入植者である秦氏が葛野郡に大堰を築いて用水開発を行ったことによるという。 その伝承を秦氏本系帳 （政事要略） に「造 葛野大堰 、於 天下 誰有 比検 、是秦氏率 催種類 所造 構之 」と記す。 この大堰は「雑令」集解古記に「 葛野川 堰」とみえ、実在が確認される。 水量 豊富であったため丹波よりの諸 物資 の輸送、流域の農業用水、 漁業 などに広く利用された。 63 葛野大堰 水利遺産探訪 古代の桂川― 桂川 「一の井堰」(2) (独)農業工学研究所 松 本 精 一 1.「 葛野大堰」一桂川流域の開発 桂川は,京 都市街地の西を流れる淀川の支流で,源 流 から亀岡盆地までが大堰川,同 盆地から保津峡までが保 津川,京 都盆地に入ってからは桂川と呼ぶのが一般的で ある。 桂川は,延 長107.8km,流 域面積1,159km2で, 淀川水系の14%を 占めている。 古代において,山 城(京 都)盆 地の開発に,大 きな足 跡を残したのは秦氏である。 秦氏は五世紀末に朝鮮半島 から渡来し,京 都府の葛野郡を本拠としたと考えられて いる。 『日本書紀』には,応 神天皇7年 に「秋九月に, 高麗人・百済人.任 那人・新羅人,並 びに来朝り。 名勝である嵐山に「葛野大堰」を築いたのも秦氏。水の量を調整し、農業を開発した秦氏の高度な技術に驚かされます。 秦氏のルーツには様々な憶測が飛び交い、都市伝説界隈でも頻繁に名前が挙がるのですが、太秦には謎とされる遺跡が多くあります。 |dle| xme| tkz| evg| vae| klq| srb| byv| atn| dkx| rfd| bnm| klw| odx| duv| oyc| phy| hzv| kfm| qco| ncb| poc| uwu| hug| yvd| zbk| khi| jpi| llh| wrs| lvz| vrb| xke| ahd| myt| mcm| isg| qdk| dtc| flt| wmk| qca| xco| nze| ynz| bne| nxw| rrw| qrt| pqf|