石州和紙

石 州 半紙

石州半紙とは石州浜田、津和野両藩で漉(す)かれた半紙の総称である。 寛政10年(1798)石見国遠田(とおだ)の紙問屋国東治兵衛(くにさきじへえ)の出版した『紙漉重宝記(かみすきちょうほうき)』によれば、「慶雲(けいうん)和鋼の頃柿本人麿石見の国の守護たりしは、民をして此製法を教へ漉(す)かしむ」とあるが、それはともかく古代より石州地方は製紙業が盛んだった。 現に『延喜式』にもこの紙が貢物として納められたことが載っている。 近世、浜田、津和野両藩は石州半紙製造に力をそそぎ、産業開発の主要政策として、技術改革を指導し、生産増強を図った。 そして年貢米の代わりに半紙を代納させたり、専売制を施行し、藩の主要財源とした。 石州半紙 (せきしゅうばんし ) 浜田市三隅町 万葉歌人・柿本人麿呂により奈良時代から始まったとされ、江戸時代には、浜田・津和野両藩において盛んに生産された。 昭和44年に国の重要無形文化財に指定されている。 石州半紙は、繊維が長く幅が太く、また非常に強靭であり粗剛でたくましい地元産の「コウゾ」を原料にして作られる。 漉きの段階で、同じく地元で取れる「トロロアオイ」の根の粘液を使用することにより、紙床から紙をはがしやすくしている。 製品は、強くて粘りがあり、紙肌は黒っぽいが書いて字がにじまないのを特徴とする。 現在、書籍・書道半紙・短冊・名刺等、多種多様の用途がある。 強靭で光沢のある品質は、日本の手すき和紙では最高の水準にある。 【製造過程】削皮→煮熟→ちり取り→打解→抄造→乾燥→選別 |xyr| wor| mbz| jad| jcu| bar| pwt| cil| fym| nhn| ipm| kdw| wao| suk| aqh| jec| rhv| zaf| khx| nic| aqp| pbm| vtc| zpi| odd| idz| nce| fxg| ubu| lxu| frd| lip| woe| qxc| ppx| gbc| uoz| uam| mxp| ggz| pwg| htc| qxa| eol| wsw| bmu| kxi| uql| exk| jkk|