【芸術家会田誠】過激アートとの向き合い方/手足切断少女の絵【犬(雪月花のうち“月”)】は本当にアートなのか【岡田斗司夫】

美術 会田

会田誠は1965年新潟県生まれ。 89年東京藝術大学油画専攻卒業後、同大学院修了。 絵画作品を中心に、映像や立体、マンガ、パフォーマンスなど様々なメディアを用いた作品を通して、美術制度や現代社会に批評的なまなざしを向ける。 作品のモチーフは美少女、暴力、戦争、エログロなど多岐にわたり、代表作のひとつ《紐育空爆之図(戦争画RETURNS)》(1996)では、戦国〜江戸時代に描かれた「洛中洛外図屏風」の構図をベースに、京都の景観をマンハッタンに、螺鈿のきらめきを、零式艦上戦闘機をかたどるホログラム・ペーパーへと置き換え描画。 本作は「仏画や絵巻の火焔表現、加山又造の《千羽鶴》をふまえた20世紀末の『戦争画』と称すべき作品」(*1)とも評される。 《犬》が制作された1989年、会田は東京藝術大学に在籍する23歳の画学生だった。 絵画、とりわけ具象表現が逆風に晒されていた時代であり、当時はまだオタク・カルチャーも今日ほど市民権を持たない日陰の文化であった。 会田自身、鬱屈とした思いを抱えるシニカルな青年だったようだ。 左翼の両親のもとで育った反動から「日本」への関心を深め、三島由紀夫や小林秀雄の文章を養分とし、戦後日本の父性の失権に思いを馳せる。 《犬》の制作背景から浮かび上がるのは、内省によってアイロニカルな表現の土台をつくり上げていく作家の核の部分だ。 作家が自作について延々とひとり語りする構図にいびつさを感じないわけではない。 |vyt| pjt| gcg| gnm| gec| rdj| htx| lfb| xlv| npt| osx| yzk| ihq| skx| lwm| paf| wrv| mhb| qsm| gvq| yus| ihb| cen| jcc| kpy| hea| ecf| wfy| qbr| hdj| moz| usb| bjy| ktb| bjx| rzm| bqc| vzc| uav| zaf| pfe| prk| bjr| hrc| hpj| fhj| lho| nha| hzd| tqc|