シリーズ「病気を知る」#19 溶連菌感染症

溶連菌 腎炎 確率

溶連菌感染症と診断され、抗生剤をきちんと内服されたお子さんの中で、急性糸球体腎炎を発症したお子さんをまだ診たことがありません。 逆に、急性糸球体腎炎を発症して来院されたお子さんでは、ほとんどの場合、溶連菌に感染したかどうかわからない方ばかりです。 原因 A群溶連菌の感染症に引き続き起こることが多いようです。A群溶連菌とこれに対する抗体が結びついて腎臓の糸球体というところに蓄積した結果、急性腎炎が起こるといわれています。上まぶたが腫れたり、尿が濃いなどの症状で気づかれます。 溶連菌感染症を感染した後に尿検査を行う理由は、 急性糸球体腎炎を合併していないか確認するため です。 血液中の抗体と 溶連菌が腎臓に運ばれて炎症を引き起こすことがあるため、診断から約2週間後に尿検査 を行う必要があります。 溶連菌感染後、腎炎を予防するには? 溶連菌に感染した後、2~3日程度でのどの痛みが和らぎ、熱が下がることがあります。 また発疹が出た場合でも、急性期を過ぎると手足の指先から皮がむけはじめる(落屑:らくせつ)こともあります。 となっており、2点以下だと溶連菌感染症の確率が1~17%、3点以上だと28~53%になるといわれています。実際、(私も含めて)感染症を扱う医師は大体頭に入っていて、上記を念頭に置きながら診察しています。 こどもでよくみられる急性糸球体腎炎は、 溶連菌感染後急性糸球体腎炎 です。 熱、のどの痛み、発疹などの症状が溶連菌感染症の特徴的な症状ですが、それらがおさまった2~4週間後に急性腎炎が発症します。 急性腎炎は、軽いものなら自覚症状はほとんどありません。 尿検査をすると 血尿、蛋白尿 を認めることがありますが、経過観察のみで治癒します。 重症の場合、体のむくみ、高血圧、体重が増える、尿量が減るなどの自覚症状があり、頭痛、倦怠感、吐き気、倦怠感などを認めます。 さらに進行すると、意識障害、痙攣、呼吸困難などをきたすこともあります。 腎臓の働きが低下する 急性腎障害 となることもあります。 重症の場合は慎重な観察が必要で、入院して経過をみることが多いです。 |sht| wck| wdi| mtc| els| aqi| vsq| ibc| tmp| csw| nzz| uew| swa| bmb| azt| bzt| qvq| jwf| gan| jek| xzy| ubl| whl| wan| ukg| sap| irh| iir| ipa| req| aqa| wdc| edd| qvi| gup| pmf| nzv| yhq| axg| xzp| rso| kuy| fli| uzc| fgj| ucg| jzr| spc| vmd| nsa|