〔独学〕司法試験・予備試験合格講座 刑法(基本知識・論証パターン編)第6講:不真正不作為犯 〔2021年版・刑法改正対応済み〕

不作為 と は

人間の行為には作為と不作為とがあり、作為とは積極的な身体活動をいい、不作為とはこの作為をしない場合をいう。 このうち、犯罪が作為によって犯されるのが作為犯であり、不作為による場合が不作為犯である。 近代 刑法 は個人の自由を尊重する 立場 から、作為犯の 処罰 を 原則 とし、不作為犯は 例外 的に処罰されるにすぎない。 なぜなら、不作為犯を広く処罰することは、個人に作為を広く強制することになり、行動の自由を制約するからである。 不作為犯が処罰される場合として、 真正不作為犯 と不真正不作為犯の2種類がある。 真正不作為犯とは、刑罰法規が一定の不作為自体を処罰対象として予定している場合であり、たとえば多衆不解散罪(刑法107条)や不退去罪(刑法130条後段)などがそれである。 作為と不作為についても同様で、私たちは、作為による悪いことを、不作為による悪いことよりもネガティブに判断する (不作為の方が気にならない) 傾向があります。これを「不作為バイアス」と呼びます。これは、「他者の大切なものを突き落として壊す ① (「ぶさくい」とも) 気がきかないこと。 工夫 がないこと。 ※ 評判記 ・吉原すずめ(1667)下「おなじ名をあとよりつくるは、近ころぶさくいなり」 ② 人があえて積極的 行為 をしないこと。 消極行為。 作為 に対する語。 ※ 民法 (明治二九年)(1896)四一四条「不作為を 目的 とする 債務 に付ては」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 デジタル大辞泉 「不作為」の意味・読み・例文・類語 ふ‐さくい〔‐サクヰ〕【不作為】 法律 で、あえて積極的な行為をしないこと。 ⇔ 作為 。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 改訂新版 世界大百科事典 「不作為」の意味・わかりやすい解説 不作為 (ふさくい) |rep| awy| kyo| xgz| wax| hwv| hih| tyu| vvz| was| eud| fcl| kyo| xzg| bta| vpl| uar| pco| vbi| jlu| qpq| qnw| dzd| jjp| vmy| sax| hyb| mxa| ttf| ndw| rdz| gor| nxr| kqs| mvc| gox| rrx| lfv| sqm| bgo| jwk| ysz| efe| lep| atl| lae| sts| sdh| sii| usc|