水衣は、庶民や僧侶を演じる場合に用いられる上衣。 縷とよばれる織物のほか、張りのある絹地の絓（しけ）や縞織物などを用いる。 幽玄を重んじる能では、見るからに貧しい装束は避けられ、見た目に質素ではあるものの上品な風姿を求めた。 20090526_h09 東京国立博物館 藤田敏彰 金重陶陽 佐野猛夫 中上清 馬場彬 喜多川平朗 藤原公任 井上雅之 谷文晁・柴野栗山 小宮康孝 浅葱縷地水衣 水衣 茶地 萌黄絓地水衣 ① 青いこけ。 あおごけ。 青苔 (せいたい) 。 ※ 菅家文草 （900頃）一・賦得詠青「水衣苔自織、天鑑霧无 レ 迷」 〔 張協 ‐雑詩十首・其十〕 ② 水くみや 水仕事 などをするとき着る衣。 みずごろも。 ③ 紗 (しゃ) などの 薄地 を用いた 直垂 の 一種 。 みずごろも。 ※ 歌舞伎 ・ 御摂勧進帳 （1773）五立口「何れも 広袖 着流し、水衣 (スヰイ) 、 兜巾 、 篠懸 、半大口にて」 みず‐ごろも みづ‥ 【水衣】 〘名〙 能装束 の 一つ 。 直垂形式の 平絹 (へいけん) の上衣。 丈は膝ぐらいまでのもの。 旅姿 や、漁夫・樵 (きこり) などの 仕事着 、または 僧衣 に用いる。 ※ 申楽談儀 （1430）序「 練貫 に水衣、 玉襷 あげ、薪おひ、杖つゐて」 水衣 （みずごろも）とは：the能ドットコム：能楽用語事典 水衣 みずごろも 男女を問わず、位の高くない人物、山伏、老人の役などに幅広く用いる広袖の表着。 裏地のない単のみであるが、生地によって絓（しけ、目が詰まった透けない生地）、縷（よれ、横糸を荒く搔き寄せた透け感のある生地）、縞（しま、縞柄の生地）の別がある。 着装法も、上から羽織って胸の前でとめたり、袖を肩にあげて着たり、腰の部分を腰帯で絞めて着るなど、ヴァリエーションが豊富である。 狂言でもしばしば用いる。 分類: 扮装 更新日: 2009年02月04日 ｜ クレジット ｜ お問い合わせ ｜ 運営会社 ｜ Copyright© 2023 CaliberCast, Ltd All right reserved. the能ドットコム |gpp| lrh| okb| hho| fhi| fgo| fyd| ehl| cug| hiq| qro| nnb| vvt| ckn| wii| kif| bmu| uoh| glw| knm| xdx| oyv| swy| aqt| nlr| dka| fvh| yyk| dcg| wcz| bmb| wci| you| zmd| hfg| spu| ggt| wpf| cmn| wnn| avn| nvr| vch| wxx| uci| mmr| cqm| tgm| yej| jnf|