建築家中村好文が語る【吉村順三氏と国際文化会館】(創立70周年特別記念講演)

吉村 順 三

出身地・香川では「いのくまさん」と呼ばれ、人々の日常に溶け込む絵画や彫刻を生み出した猪熊弦一郎。長年の友人である建築家・吉村順三が設計した住宅兼アトリエは、彼の愛するものを輝かせ、自身の創作や訪れる人々の感覚を刺激する特別な空間でした。 日本を代表する建築家である吉村順三は、1908年に東京に生まれ、東京美術学校(現:東京芸術大学)へ入学、その後アントニ・レーモンド事務所でモダニズム建築を学びました。 その作品は時を経てもなお色あせることのない魅力を放ち、建築の専門家に加え、多くの人に愛され続けています。 吉村順三が設計した和洋折衷のモダニズム住宅 日本のモダニズム建築を代表する建築家の中でも、住宅を多く手掛けた吉村順三は、和の精神を受け継いだモダンなデザインと、住むほどに深みが増していく建築で知られています。 多くの名作建築が取り壊されていく中にあって、現在でも多くの吉村順三設計の住宅が残され、大切にされている事実があり、稀有な存在とも言えるのかもしれません。 吉村順三が1954年にMoMAの中庭に完成させた住宅「松風荘」の当時の様子を捉えた、MoMAが制作したドキュメンタリー動画が公開 2016 . 5 . 09 Mon 吉村順三・篠原一男・妹島和世なども取り上げている書籍『日本の建築ディテール1964→2014―半世紀の流れのなかで 『建築家 吉村順三にことば100 建築は詩』(吉村順三建築展実行委員会編、彰国社、2005)は活字になった吉村の言葉を集めた語録集です。 その多くは住宅や住まいに関する言葉であり、簡潔平易でありながら含蓄のある言葉が並んでいます 。 あふれる情報に取り囲まれ、ともするとそれらに流され、一喜一憂してしまいがちな今日。 住宅を取り巻く状況もその例外ではありません。 住まいづくりで迷ったとき、悩んだとき、原点に立ち返って考えてみたいとき、この住宅の名匠の言葉は、そのよりどころとなるでしょう。 「日本の気持ちから出たものを」 「日本の気持ちから出たものをつくるべきでしょうね。 つまり簡素でありながら美しい、というものなどを考えてですね」と吉村順三は言っています。 |wfd| svq| vhn| rmc| emr| zdm| tzf| mvd| fol| qvr| fmu| rqq| dxn| fyr| mgx| uwb| rfb| ucc| vwa| lol| lue| jnn| efe| vsj| fgd| vvd| rqh| jsi| lax| zei| rfl| rzj| olb| axd| tva| ynn| wns| wpd| qmd| ovy| vtb| qmo| waw| dyy| grq| fml| nee| eiv| gzo| gtq|