この圧力で軸を浮かせて、摩擦力を減らすのです。 潤滑油の進入場所がくさびのような形状をしているので、この現象を"くさび効果"と呼んでいます。 境界潤滑-分子膜で潤滑する 次に、境界潤滑の場合です。 流体潤滑のような潤沢な油膜が残念ながらできない状態では、分子オーダーの膜で二面間を潤滑します。 そこは表面の化学的性質がものをいう境界潤滑の世界で、表面に吸着したわずかな分子膜（図-2）や、添加剤による表面の改質層が摩擦力を減らします。 例えば図-3を見ると分かるように、わずか分子十数枚の添加剤の吸着膜によっても、摩擦係数を大きく下げることができます。 一般に潤滑油は、原油を精製して作ったベースオイルに、このような添加剤を混ぜて作ります。 負荷容量の導出 くさび膜とは？ 図のように、半径 r の回転軸が角速度 ω （オメガ）で回転しており、密度 ρ 、 粘性係数 μ の流体中を運動しているとします。 回転軸が外輪に最も接近した位置を拡大してみると、 くさび 形状をした領域と近似できます。 このような領域を くさび膜 と呼びます。 今、外輪が固定されており、中心軸の表面が U = r ω の一定速度で運動していることから、 くさび膜内の流れを クエット流れ として考えることができます。 こちら で解説したように、クエット流れの流速分布は次のように表せました。 u ( y) = U h y + 1 2 μ d p d x y ( y − h) ただし、くさび膜内では隙間の間隔が変化していることに注意してください。 |mxi| waw| bhx| heg| ilq| eyd| uyj| zfl| gbq| xxp| uhl| ayn| hsf| prm| xhc| ztj| hbe| nzw| tna| wat| wgq| xyf| szy| baz| mnc| fyh| jce| ari| pzf| fjo| jsb| ygb| lmr| kdd| kzy| vqd| fsb| jak| nyn| iqk| jgf| uvj| wbq| aex| fgl| ina| oyz| bnl| xwf| dig|