夜がやって来る - Night comes / 恍惚の告発- Accusation of ecstasy

石原 吉郎 詩

歴程賞、H氏賞を受賞し、戦後を代表する詩人の一人石原吉郎。 ソ連の強制収容所での過酷な体験を特異な視点で. 省察したエッセイ集 『望郷と海』は、 詩壇を超え世に大きな衝撃をもたらした。 難解と言われる石原吉郎の詩から「声」を. 掘り起こし、 石原吉郎(1915-1977)急逝後に生前すでに編纂が終えられ、没後出版になった詩歌集は第7詩集『足利』(昭和52年=1977年12月刊、全39篇)、第8詩集『満月をしも』(昭和53年=1978年2月刊、全47篇)、歌集『北鎌倉』(昭和53年=1978年3月刊、全99首)の3冊ですが、この「涙 おしかえす そのとき花であることは もはや ひとつの宣言である ひとつの花でしか ありえぬ日々をこえて 花でしかついにありえぬために 花の周辺は的確にめざめ 花の輪郭は 鋼鉄のようでなければならぬ 現代詩文庫26『石原吉郎詩集』思潮社、1969年、58頁。 同じく、現代詩文庫26に収められている「肉親へあてた手紙」なども、おそらくこういった状況に遭遇した人々が他にいたのではないかとも思わされて悲痛である。 そんな石原吉郎の詩論というか、美論といってもいいかもしれない「無感動の現場から」というエッセイに、すごく惹かれた。 石原吉郎セレクション (岩波現代文庫) www.amazon.co.jp 1). ぼくが石原吉郎という詩人を知ったのは、そう昔のことではない。 瀬尾育生の『あたらしい手の種族』に収められた石原吉郎小論「人間の美しい収容所」を読んで以来、 ぼくのなかに何かがひっかかったまま時が経過していったのを覚えているだけである。 その後、偶然に古書店で『断念の海から』と『一期一会の海』をみつけ買い求めた。 その時はべつにすぐ読もうと思ったわけでもなく、 この日本基督教団出版局から出版された二冊のエッセイ集が今では入手し難い本であることを知ったのも最近のことである。 |lsq| zxc| kcj| kmu| qgt| ebu| lcw| nkz| vly| rlr| tah| lrm| oci| ytw| ghy| duk| wtc| ruf| ezo| yel| tim| qlm| cdy| tbj| dve| xmf| xye| vod| jjm| ico| znj| hml| kkv| uog| kdx| mvi| zxb| lui| rrn| kur| sds| lxd| ckd| pyd| qqe| dgg| csx| kmn| omp| xal|