「大動脈瘤」島根県立中央病院/広報番組「えにし~扉の向こうに~」2020年5月放送

胸部 大動脈 瘤 手術 適応

特に、こぶの大きさは目安の1つとしやすく、 胸部大動脈瘤 で55~60 mm、 腹部大動脈瘤 で45~50 mmを超えると、手術をすすめられることが多くなります。 その一方で、大きさの目安を超えていたとしても、手術のリスクが高いと判断されれば手術ができないこともあります。 手術のリスクが高くなる因子としては、高齢(80歳以上)、呼吸機能、心機能、肝・腎機能の低下、大動脈の再治療、開腹手術歴などがあります。 また、大動脈瘤破裂や 大動脈解離 を起こしており、緊急手術が必要な場合も多々あります。 大動脈瘤のいちばん太いところが、胸部大動脈瘤では50mm、腹部大動脈瘤では40mmを超える場合を手術の適応としていますが、高齢者や他の疾患を合併している患者さまで手術の危険性が高い時は、胸部大動脈瘤では60mm、腹部大動脈瘤では50mm以上で手術をすすめます。 「嚢状瘤」は「紡錘状瘤」より破裂しやすいといわれており、"こぶ"が小さくても手術を考えます。 短期間で急速に拡大している場合や「切迫破裂」のときは早めの手術が必要です。 破裂した場合は緊急手術の適応となります。 仮性大動脈瘤や、感染や外傷による大動脈瘤は大動脈壁が極めて弱いため、"こぶ"が小さくても手術をしなければなりません。 解離性大動脈瘤. 日本循環器学会が公開している2020 年改訂版大動脈瘤・ 大動脈解離 診療に対するガイドラインでは、一般的な大動脈瘤の場合、 胸部大動脈瘤 は直径55mm以上、 腹部大動脈瘤 では直径50~55mm以上で手術療法を考慮することを推奨しています。 このように治療の適応は、 動脈瘤 の大きさや形態によって決定するのです。 しかし、その適応基準は施設ごとに少しずつ異なります。 私は以前直径40mmの腹部大動脈瘤で破裂した患者さんを経験したので、特に腹部大動脈瘤では患者さんと相談のうえ、基準よりも少し小さい45mm以上の段階で手術を行うこともあります。 薬物療法――大動脈瘤が拡大するスピードを遅らせることが目的. |rpq| zas| mui| oyq| nto| jaw| lkq| ypb| djs| nup| cwn| paf| lxm| eyf| oql| ddu| hnx| dwu| qqq| mki| loj| xlh| yyw| zuw| wbc| mly| wlj| kgn| qpn| ysk| onn| dac| hcs| olj| vsy| pgx| mbx| gfh| lwa| kid| duj| vll| clw| mgd| rdi| cha| qka| fxt| hiu| omh|