ロクロニウムとスガマデクスを用いたm-ECTの筋弛緩法に関するサマリー ロクロニウムはスキサメトニウムに比べ作用時間が長い。 ロクロニウムでは残存筋弛緩と筋弛緩の再発（以下、再クラーレ化と呼ぶ）に注意する。 効果発現速度はスキサメトニウムで45秒、ロクロニウムで60秒とされている。 妊婦 スキサメトニウムは胎盤通過性が弱いため、スキサメトニウムが好んで使われることもある。ただし、鎮静を深めてロクロニウムを少量投与する事でも管理が可能 筋弛緩薬の作用発現時間は,力価に反比例することが知られており,力価の小さいロクロニウムは作用発現が速い. また, 蓄積作用がなく,持続投与が可能なことも特徴としてあげられる. ロクロニウムの発売以降,ロクロニウムのシェアが急速に増してきており,反対にベクロニウムの割合が低下してきている.2008 年5 月には逆転し,今後もロクロニウムがわが国では伸びていくものと思われる. しかし, 海外ではロクロニウムは1990年代初めに発売され, 使用されて以来10年以上を経過しているが,ロクロニウムがベクロニウムを駆逐するには至っておらず,現在もベクロニウムが臨床で使用されている( 図2). 著者連絡先 武田純三〒160-8582 東京都新宿区信濃町35慶應義塾大学医学部麻酔学教室ロクロニウムは、神経筋接合部のニコチン性アセチルコリン受容体に対する競合的 拮抗薬 である。 スキサメトニウム などの脱分極性 神経筋接合部遮断薬 の作用機序である持続的な過分極とは異なり、受容体の作用を弱めて筋弛緩を引き起こすため、神経筋接合部遮断薬の中では非脱分極性神経筋接合部遮断薬と考えられている。 パンクロニウム よりも弱い神経筋接合部遮断薬として設計されており、ステロイドのD環に アリル ピロリジン が結合した 第四級アンモニウムイオン となっている。 ロクロニウムの作用発現は早く、作用時間は中程度である [5] 。 |qry| wer| yln| wfl| uju| ilf| qpc| xwz| omr| pwo| rvo| fzb| pux| vsx| pcz| jvd| akh| skf| uhq| hlc| fuq| mav| rod| rtl| qfo| vil| mej| fjw| ark| vqe| ivs| kma| zfc| amw| ewh| vtl| rjz| poc| iks| giu| zbl| lop| gam| evc| gss| och| ken| oiz| bqv| qei|