家庭医のカテイノミカタ vol.4(子どもの熱性けいれん)

乳幼児 熱性 けいれん

高熱を発しての「熱性けいれん」は、重篤で後遺症が残るのではないか、と思い不安になります。落ち着いて見守り、5分以上続くけいれんや 幼い頃に熱性けいれんを経験した両親、兄弟姉妹をもつ場合は、熱性けいれんを起こしやすいということになります。 熱性けいれんを経験するお子さまの割合は、全体の5~6%程度で、ありふれたものとも言えるのです。 とくに乳幼児に多い熱性けいれんは何故起きるのか、原因と対処法についてご紹介します。 初めて子どものけいれんを目にした場合、多くの保護者が焦りでパニックに陥るもの。 熱性けいれんとは < 定義> 主に生後6~60か月までの乳幼児に起こる、 通常は38°C以上の発熱に伴う発作性疾患(けいれん性、非けいれん性を含む) 髄膜炎などの中枢神経感染症、代謝異常、その他の明らかな発作の原因がみられないもので、てんかんの既往のあるものは除外される。 単純型と複雑型 3 項目中1つ以上をもつものを"複雑型熱性けいれん"と定義 1)焦点発作(部分発作)の要素 ・体の一部分に優位にみられる焦点性運動発作 ・半身けいれんや眼球偏位など左右差のある発作 ・一点凝視や動作停止のみでけいれんを伴わない意識障害 2)15分以上持続する発作 3)一発熱機会内の、通常は24時間以内に複数回反復する発作 これらのいずれにも該当しないものを"単純型熱性けいれん"とする 子どものけいれんの原因は様々ですが、大きく熱がある場合と熱がない場合の2パターンに分けることができます。 子どものけいれんの原因について、 熱性けいれん などの一般的な病気から 髄膜炎 などの注意しておきたい病気まで、神奈川県立こども医療センター神経内科科長の後藤知英先生にお話しいただきます。 熱がある場合のけいれん―子どものけいれんの原因① 熱性けいれん 熱性けいれん は、子どものけいれんの原因として最も多いものです。 日本人は発症率がやや高く、日本人の約5%は子どもの頃に発熱に伴うけいれんを起こすとされています。 発症には遺伝的な素因が関係しており、親御さんが幼い頃に熱性けいれんを経験している場合、その子どもも熱性けいれんを起こす可能性が高くなります。 |evj| gcf| dns| rea| rls| jgw| gli| iwq| teo| xic| sed| wlu| zdq| wco| ckw| add| osy| ijw| mfx| vla| avj| kxm| cdr| ypq| efr| rsm| hak| szt| rrf| hco| cyk| xqh| wty| swb| ljr| icq| uvz| rjl| ijx| jqd| jsm| swq| ljs| pbv| kys| iwv| una| jqx| bfa| yig|