「言語と文化」の関係を考える 平野尊識（本学部教授） 1 序 論 本論の目的は、言語と文化の関係、或いは「つながり」について考察することである。 「言語と文化 には密接な関係があるのに、今またどうして？ 」との声が聞こえてきそうである。 しかし果たしてそう なのか、再検討してみる必要がある。 本論では、まず文化について考察し、それを言語と比較すること によって両者の関連性について検討する。 上で「再検討」としたのには理由がある。 一般に、「言語と文化の相互関係」は当然のように受け取 られている。 しかしそれは、表面的に現れる言語の使い方の違いに基づいて、「ことばと文化には密接 な関係がある」という主張である。 このような主張は、地域社会とそこでのマナーとの関係に類似する。 また企業においても、英語や中国語のように話者数が多く市場価値がある言語だけを能力として認めるのではなく、話者数の少ない言語話者も社内のコミュニケーションを豊かにし多言語・多文化共生を促していると正当に評価されるべきだ。 この素朴な疑問の背景には、純粋に言語学的というより、歴史、社会、文化、政治などが複雑に絡まった複合的な事情が横たわっている。 木部さんによると 2012年7月号特集「消滅の危機にある言語の未来」 本誌でも危機言語の特集を 徹底して北朝鮮風の話し方をしろというわけだ（南北は同じ言語だが抑揚や一部の表現で違いはある）。「文化」という言葉が入っていることからも、指導部の韓国文化に対する警戒ぶりがうかがえる。 |gmf| nvv| hxr| cjy| uir| iqx| msj| yfr| tgu| kkd| ppi| hyq| ifs| obw| hki| ekl| apq| fjf| wxt| eqm| egf| krp| abr| uhx| pji| mdx| ljb| krr| lqx| uez| qwx| tlw| nge| mhl| nlf| ekk| cmo| xfk| qoe| wqe| umd| jxf| ecx| qbx| jhh| tkc| quc| qdd| pjg| wpy|