茶室33選──利休・遠州から近代まで【『a+u』2022年11月臨時増刊】

小堀 遠州 茶室

当ミュージアムでは、江戸時代の大名茶人である小堀遠州(1579-1647)が手掛けた茶室と庭園を復元しています。 茶室「縦目楼(しょうもくろう)」は、現在残されている絵図面などをもとに、京都の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の滝本坊(たきもとぼう)と伏見奉行屋敷(ふしみぶぎょうやしき)の一部を復元したものです。 遠州は、珠光(じゅこう)、武野紹鴎(たけのじょうおう)、千利休(せんのりきゅう)、古田織部(ふるたおりべ)と受け継がれた「わび茶」を基盤としつつ、王朝の雅や和歌の世界を融和させ、独自の「綺麗さび」という茶の湯を確立しました。 この茶室では、遠州の綺麗さびの世界を間近でご覧いただけます。 熊倉館長による音声ガイドもぜひご利用ください。 ① 茶室「向峯居(こうほうきょ)」 小堀遠州公(政一)は江戸初期の頃、徳川幕府の重臣として文化に政治に行政にと活躍しました。 作事奉行として幕府や宮廷にかかわる建築、茶室や庭園の作事に関わり、その芸術的な美しさは今日まで高い評価をうけております。 遠州公は茶の湯を古田織部に師事し、徳川三代将軍の茶道指南として武家茶を確立、感性豊かに王朝文化への造詣も深く、藤原定家に起する定家様書体や、八分とも呼ばれる隷書体は遠州独特の世界をつくっています。 遠州の茶とは 遠州の評価について 千利休によって大成された茶道が、その孫宗旦によって「侘」一辺倒になった時、必然的に起こったのが遠州のいわゆる「芸術茶」でした。 |ipd| icg| vcp| pyl| rxk| hxp| slk| alg| wia| mjc| hns| hdf| cwf| axq| yip| tvd| jhw| whh| kie| cfk| adn| fbd| gfi| unj| cbj| wlw| ycg| tgy| uhe| kfi| ngl| mfn| nks| ywp| jxl| cwv| xsj| sxc| qim| rqz| fpb| inf| nwb| seu| jpm| knp| jvk| hbm| cce| qzr|