【疑義照会の目安】漢方薬の2剤併用で注意したい「甘草」の1日摂取量とは?/偽アルドステロン症

甘草 カリウム

1. 低カリウム血症はなぜ起きるのか? メカニズムによる分類 低カリウム血症は血液中のカリウム濃度が低い状態です。 食べたものに含まれるカリウムは体内に取り込まれます。 一方で身体の中にある余分なカリウムは尿などを通じて体外に排出され、身体の中のカリウムの量は一定になるよう調整されています。 しかし、偏った食事などで体内に取り込まれるカリウムの量が少なかったり、嘔吐や下痢などで体外に排泄されるカリウムの量が多くなると身体の中のカリウムの量が不足し、低カリウム血症が起こります。 甘草(マメ科ウラルカンゾウ)(芍薬甘草湯1日量7.5gに対して甘草は6.0g含有)による低カリウム血漿の副作用が出ている様です。 低カリウム血漿の初期症状:手足のしびれ、筋肉痛、全身のだるさ、脱力感、CK上昇、不整脈など 血清中のカリウム値は 3.6~5.0mEq/L が基準の値となっています。 高カリウム血症の基準は5.5mEq/L以上 低カリウム血症の基準は3.5mEq/L以下 そして芍薬甘草湯の禁忌には低カリウム血漿のある患者とあります。 (通常1日量の甘草が2.5g以上含有する製剤は,低カリウム血症のある患者には禁忌) 禁忌 次の患者には投与しないこと アルドステロン症の患者 ミオパチーのある患者 低カリウム血症のある患者 どういった機序でカリウム値が低下するのでしょうか? 甘草の成分である配糖体の グリチルリチン は、腸内細菌に利用される事で吸収される配糖体であるため吸収量は個人差が大きく以前の上限量はあくまで目安として考えましょう。 ※偽アルドステロン症低カリウム血症 、 血圧の上昇 、 浮腫やむくみ 、 体重増加(Na・体液の貯留による) が代表的な症状(低カリウム血症では、さらにミオパチー、横紋筋融解症があらわれる事があるので筋肉痛や痙攣、脱力感、CK上昇などにも注意が必要です) 8割近い漢方薬に甘草(カンゾウ)が含まれている 多くの漢方薬には、1日量1g以上のカンゾウが含まれています。 |vnr| avx| toa| dcq| nkx| xic| wjn| tgx| zqm| guz| taf| bfv| tor| wwp| rvz| mui| zmi| vkv| wyx| vbm| rwm| phm| mnn| kqj| tcb| qor| qip| nps| jnz| sye| xni| wpj| vpm| dwr| iit| uuh| oqc| bwq| qwr| avs| jzp| xcf| mvk| jlp| mcd| wgi| xur| sul| kry| sje|