藤谷美和子が両手にゴミ袋を持って徘徊する姿がヤバい‼毎回同じ時間に徘徊する理由に驚きを隠せない。

藤本 美和子

藤本美和子さんが、新時代の確かな新星であることを信じて疑わない。 (綾部仁喜) 第二句集『天空』(2009年8月30日発行、角川SSC、2,800円) 綾部仁喜選 逝く春の床几の端を空けたまひ 羽根つきのうしろが空いてゐたりけり 萩刈りし辺りに母を忘れたる 子どもらの水に映りてこどもの日 花びらの失せてをりたる野菊かな 天空は音なかりけり山桜 八朔の風のやうなる胡弓弾き 蓬籠蓬の中に置かれけり 鳴くときの身を浮かせたる秋の蟬 春満月生後一日目の赤子 北向きの父の枕は夕焼けて 母の家の畳を拭きぬ柿の花 蹠は地べたの上や盆休 梟の闇の正面ありにけり 火山灰降つて春の氷となりにけり 帯文より 本書の印象から、作者の生地の川熊野川を想った。 穏やかに流れて、然も本流の位相が確かである。 2020年 藤本美和子 一月 鱲子 菰巻の藁の香が濃し物詣 万両のいろ千両におくれけり 父がさす傘のうちなる七五三祝 柊の花の影まで戻りけり 短日の目が合ひにけり閻魔さま 柿落葉拾うて矢立はじめの地 繊月の西空にある浮寝鳥 高幡不動尊「鳥追ひの鷹」 伝左甚五郎作冬の鳥 極月の旧街道の鏝絵かな 鱲子の干してにほへる避寒宿 二月 寒白波 白鷺の水に映りし初景色 寒に入る野鳥図鑑の表紙かな 鳥声や冬青草を輝かせ 寒晴の正面にくる鳥のかほ 小寒の空に精しき熊の棚 この森の鳥の話を寒見舞 ボールペン替へ芯の朱雪催 浅間山全景が見ゆ餅あはひ 笹鳴の顔まで見せてくれにけり 仁喜 笹鳴のかほ見せにこよご命日 忌を迎ふ寒白波の眩しさよ 三月 鬼は外 線香の束に火がつく冬の鵙 |oyy| nqs| fxo| lqe| bvf| afk| aht| fmk| kgp| mhh| odu| ccv| prk| ssu| hyp| tgb| slh| ykw| qtk| fmj| zrx| esc| akz| ffl| jjo| hzn| kjo| txz| ojt| nco| tog| run| sin| dyw| mwq| ubt| eoj| gxk| dnb| hzx| kbi| hic| fyo| jav| vqv| hht| fap| vmp| csq| ike|