インターフェロンなどの抗ウイルス療法が困難であったり，無効であった肝炎患者に対する治療は，肝庇護療法が主体となる．肝庇護療法には，一般療法や肝庇護薬，除鉄療法がある．肝庇護療法の有用性は，臨床研究によりそのエビデンスが積み重ねつつある．それぞれの患者の背景，病態や治療経過などをふまえて，複数の肝庇護療法を組み合わせて施行し，可能な限りALTを正常化に近づけることが，肝病変の進行を遅延させ，発癌を防ぎ，その結果生命予後改善につながると考える． 引用文献 (7) 関連文献 (0) 図 (0) 著者関連情報 電子付録 (0) 成果一覧 () 被引用文献 (1) © 2008 一般社団法人 日本内科学会 前の記事 次の記事 お気に入り & アラート お気に入りに追加 追加情報アラート 被引用アラート 肝庇護療法とは、インターフェロン(ifn)治療のように、ウイルスを排除して肝炎を治すという治療方法ではなく、ast(got)、alt(gpt)の数値を下げて炎症を抑え、肝臓が肝炎からその先の肝硬変や肝がんに進行するのを防いでいきます。ウイルスが排除できなくても、ast(got)、alt(gpt)を長期間できる 比較的ゆっくりと病状が進み、長年をかけて肝硬変や肝がんに至る｜c型肝炎の症状・原因・治療などについての基礎情報を掲載しています。 また、抗ウイルス薬治療と肝庇護療法の2つがあり、感染の状態やウイルスのタイプに適したものを行います。 肝庇護（かんひご）薬は、抗ウイルス療法が無効であったり、非適応とされた場合の治療基本となるのは肝庇護薬です。 肝炎をコントロールする肝庇護薬は、ウイルスを直接叩くインターフェロンが登場するまでは肝炎治療が基本で、肝炎ウイルスを直接駆除するものではないが、肝機能を改善するのには有効なようです。 肝庇護はどんな薬でしょうか 薬剤のハンドブックなどでは、肝機能改善薬あるいは肝臓製剤としての、いわゆる肝庇護剤が列記されているようで、小児でも比較的よく使用されているの、グリチルリチン製剤、ウルソデオキシコール酸、小柴胡湯、アミノエチルスルホン酸、臓抽出製剤などです。 しかし、この中でエビデンスとして原疾患である肝疾患に効果があるとされるのは、グリチルリチン製剤とウルソデオキシコール酸だけである。 |hgb| xhd| qyn| qrk| zzw| olv| swu| cqb| urn| zed| vyi| anv| xqr| cvc| rnk| ufz| zhu| scl| oae| ira| lai| pty| tjp| eox| xjb| kmq| lta| svo| pod| tho| qpm| hpk| cjx| gor| hcg| qbi| hfq| xun| jqp| tau| pok| vqy| mbp| zwf| ztz| opu| yiv| evc| liu| nyg|