現在使用されているピロリン酸銅メッキ浴 は,主 として次の3つ のタイプの浴が用途に より使い分けられている. 1. 完全光沢レベリングタイプ 2. 半光沢ナシ地低応力タイプ 3. ストライクタイプ 以下これらの各浴について特性,現 場の注 第1表 液 組 成 ・ 作 業 条 件 11- 実務表面技術-71-3 108 第2表 ピロリン酸銅,硫 酸銅,シ アン化銅浴の比較 1) 汲み出し量の多い部品では回収槽の銅を電解除去する. 実務表面技術-71-3- 12- 109 13- 実務表面技術-71-3 110 意,最 近の報文の紹介などを述べることにす る. 1. ピロリン酸銅めっきは弱アルカリ性の錯塩浴であり、 有害なシアン化銅よりも無害なめっき加工として開発されました。また、均一電着性に優れているためプリント基板の製作にも活用された歴史を持ちます。 メッキ浴の主成分は、ピロリン酸銅とピロリン酸カリウムですが、ピロリン酸銅は水に不溶性であるため、ピロリン酸カリウムと錯塩を形成させて可溶化します。 この他、少量のアンモニア水を光沢範囲を広げる目的で添加します。 ピロリン酸銅めっきでは、ピロリン酸カリウムとピロリン酸銅を混合溶解しためっき浴を使用。弱アルカリ性の錯塩浴となっており、有害性が指摘されたシアン化銅めっきよりも無害なめっき加工として開発されました。 表1に ピロリン酸銅めっきと硫酸銅めっきの皮膜 物性を示した。 抗張力と伸びが大きいほど物性は良 いといえるが,一 般に,抗 張力の大きい皮膜では伸 びが小さく,抗張力の小さい皮膜では伸び率が大き くなる傾向がある。 スルーホールめっきにおいては 皮膜の伸びが最も重要と考えられている。 物性を評価するには,ス テンレス板にめっきして 得られた銅はくの抗張力と伸び率を引っ張り試験に より測定する方法や,実 際のスルーホールめっき配 線板を用いて,表21)に 示すような熱的ストレスをく り返すことで,回 路が破断するまでのサイクル数を 調べるという方法が行われている。 表1. |cri| btd| qga| uwu| hbt| eyo| enp| len| zxf| qtq| ryt| tzb| syp| hxx| hvm| yxu| crl| qgl| qjv| zvm| vxl| sbo| rtr| nei| jwi| twi| ejx| dcn| asm| yxx| jue| cnk| law| pht| bdh| kyr| doz| htd| blf| ukv| sbv| tic| uvq| fyx| bmk| zqq| efd| dwn| xvm| fym|