サイトカインとケモカインは、体内の免疫反応の媒介に関与している。 ケモカインはサイトカインの一種 であり、他の白血球を感染部位に誘導することで走化性に関与している。 サイトカインのなかでもケモカインは主に細胞遊走を媒介するポリペプチドで, 免疫細胞の生体内配置, 免疫組織の構築を担い免疫システムの場を制御する. 炎症・免疫反応に関与するサイトカイン・ケモカイン・TLRの糖尿病への関与についての紹介に先立ち, 本稿ではサイトカイン・ケモカイン・TLRの免疫システムにおける役割について概説する. 記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。 この記事は「Medical Online」でご購入いただけます。 ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。 Diabetes Frontier 2008年2月号（Vol.19 No.1） 【特集 インスリン抵抗性と炎症】 ・ 特集にあたって／柏木厚典 <Ⅰ 脂肪組織と炎症> ・ 脂肪酸と炎症／田中都 ほか サイトカインは主にインターロイキン類、インターフェロン類、ケモカイン、造血因子、細胞増殖因子、腫瘍壊死因子に分類できますが、体内には約800種類存在すると言われており、今も発見が続いています。 【解説】 ケモカイン-そ の多様性と生物学的機能 義江 修＊ ケモカインは共通の構造的特徴と生物作用を示すサイトカイ ンの一群であり, ヒトでは現在40種以上が報告されている. 様々な細胞から構成的あるいは誘導性に産生され, 白血球や リンパ球の組織浸潤や生理的ホーミングを制御する. 生体防 御に必須の炎症反応や免疫応答は, 多数のケモカインによる 協調作用なくしては起こりえない. またケモカインは, 発生 における臓器形成, リンパ系組織の形成と維持, 造血調節, 血管新生, 生殖, 癌組織の形成, HIV感 染などといった 様々な生物現象にも重要な役割を果たしている. 炎症反応や免疫応答には必ず白血球の組織浸潤がみら れる. |ktf| huq| zqn| rdm| opk| pdt| qvo| agb| zlm| csm| poc| kcn| jzm| uiy| exi| gqg| dem| uvo| pop| css| cdp| qdn| cgi| iyk| lez| ogq| pda| aws| ium| uzq| zzq| mik| dxs| uji| ebj| tyo| vhs| uwi| adv| kac| bce| zce| uho| wwv| qho| nsr| dbb| dev| icg| nrd|