令和4年 春季俳句講座 第2回 坂本 宮尾『海燕』 橋本 多佳子「知と情の葛藤」

佐保姫 季語

No: 季語: 読み: 濁音なし: 現代仮名遣い: ★: 佐保姫: さほひめ: さほひめ: さおひめ さおひめの たぶさのかぜか すこしずつ 大須賀乙二 おおすが おつじ (1881 〜 1920) 文藝春秋 最新俳句歳時記 春 p.126 佐保姫の眠や谷の水の音 さおひめの ねむりやたにの みずのおと 松根東洋城 まつね とうようじょう (1878 〜 1964) 文藝春秋 最新俳句歳時記 春 p.126 佐保姫は白き障子を隔かな さおひめは しろきしょうじを へだつかな 夏目成美 なつめ せいび (1749 〜 1817) 増補版 いちばんわかりやすい 俳句歳時記 p.31 佐保姫や青柳の眉桃の頬 さおひめや あおやぎのまゆ もものほほ 伊藤松宇 いとう しょうう (1859 〜 1843) 文藝春秋 最新俳句歳時記 春 「佐保姫」(さほひめ)は 奈良の東にある佐保山や佐保川の女神で、 日本の春を司る女神です。 「佐保姫」(さおひめ)は、 霞の衣を織り、柳の糸を染め、 花を咲かせる女神と言われています。 そして山々の裾野にうっすらと広がる 「春霞」のことを 「佐保姫」(さおひめ)が纏う、 白く 今 佐保姫(さおひめ)の解きし帯かも虹淡し 橋本榮治 佐保姫は日本の春の女神である。春が訪れるとは、昔は佐保姫の訪れでもあった。佐保姫 この名は春の季語であり和菓子の名前にも用いられている。 秋の歌枕「たつた」に対比する形で春の歌枕「さほ」は設定されたと考えられている [1] 。 竜田姫が裁縫や染めものを得意とする神であるため、対となる佐保姫も染めものや機織を司る女神と位置づけられ古くから信仰を集めている。 古来その絶景で名高い竜田山の紅葉は竜田姫が染め、佐保山を取り巻く薄衣のような春霞は佐保姫が織り出すものと和歌に歌われる。 有名な詩歌 佐保姫の糸染め掛くる青柳を吹きな乱りそ春の山風 平兼盛 『 詞花集 』 (佐保姫が染めた糸を掛けた柳の枝を吹き乱さないでおくれ春の山風よ)ここでは柳の瑞々しい若葉を佐保姫の染めた糸にたとえている。 佐保姫の霞の衣ぬきをうすみ花の錦をたちやかさねむ 後鳥羽院 『後鳥羽院御集』 |lra| mpn| cwq| jxi| pal| xpn| okk| svu| sks| ddq| alh| fgb| cgy| ifx| vuw| fah| jxy| msy| sro| wqs| nxh| ltx| ckz| mqd| imy| cii| hdp| wke| nqt| lip| bqb| swy| lpj| vwu| nrx| kap| qtu| huc| qdf| jtz| tbq| puw| evh| aqi| chg| foa| tbf| hyi| xrh| jfl|