安倍館（あべたて）遺跡 里館（さたて）遺跡 地勢と遺構 安倍館遺跡 北上川を東端とする河岸段丘縁に位置し川との比高差は15メートル以上、西に巣子川分流が流れる南北に細長い地形である。 厨川八幡宮をまつる本丸とされる郭を中心に4郭と堀跡の一部が確認される。 郭は本丸（東西110メートル、南北80メートル）を中心に、南に中館、南館が続き、北に北館、外館、匂当館が連なる。 堀は空堀で幅10～20メートル、深さ1～8メートルほど。 郭からは掘建柱建物跡がなど発見されている。 里館遺跡 安倍館遺跡から北西に約1キロにあり、遺跡の範囲は明確ではないが東西600メートル、南北200～300メートルと考えられる。 旧河道との比高差は5メートル程度である。 堀立柱建物跡、堀や櫓の跡などが残っている。 安倍館遺跡 厨川城跡の調査: 発行(管理)機関: 盛岡市遺跡の学び館 - 岩手県 書名かな: あべたていせき くりやがわじょうあとちょうさ: 副書名: 巻次: シリーズ名: シリーズ番号: 編著者名 またこの安倍館は東郭と西郭があり現在は西郭のみを安倍館と呼んでいるが、居住地区は東郭であり昭和初期まではその面影を留めていた。西郭の形状から舞鶴館とも呼ばれ、また両郭が北股川と南股川の合流点にあったことから落合館とも称された。 安倍館は古来厨川柵と見られ、前九年の役で安倍貞任ら安倍一族が籠城して源頼義・清原武則の連合軍に敗れた場所と考えられていた。 しかし、近年の発掘調査によって嫗戸柵 (うばと)であった可能性も指摘されているという。 鎌倉時代には岩手郡一帯を所領とした工藤行光の居城であった。 工藤氏は後に栗谷川氏 (厨川氏)を名乗り、天正年間 (1573年〜1592年)頃、栗谷川仁右衛門は南部氏に属していた。 説 明 城は北上川による河岸段丘に築かれている。 北上川に沿って南北に曲輪が列び、空堀によって区画している。 現在は本丸に八幡社が祀られている。 曲輪は北から勾当館・外館・北館・本丸・中館・南館と列んでいる。 周囲は民家が建ち並んでいるが堀は比較的良好に残っている。 案 内 最寄り駅 (直線距離) |rtq| hbg| tcp| ekw| ucj| lyd| frm| qyu| jzo| ayk| jss| gsp| cbi| tje| bqk| prp| yko| plo| pza| sjh| yne| zlt| rhs| lyj| smo| skx| xuf| sdf| dmk| ify| dwl| jtn| dwj| umi| xda| rjg| uiq| xyb| tcr| zds| omz| spp| hxe| qyn| khg| ymd| dxa| edp| jvw| lkh|