下顎骨骨折は， 顎顔面骨骨折全体において， 鼻骨骨折に ついで2番目に多い骨折様態とされる1 ）．社会的変遷や地 域特性， 治療担当診療科や施設によって偏りがみられるも のの， 本邦の歯科口腔外科では顎顔面骨骨折治療の約60〜 70％が下顎骨骨折とされる1, 2 ）．下顎骨骨折治療は， 近年 CT （Computed Tomography） などの画像診断機器の普及， 手術療法の適応拡大， 各種手術アプローチ術式の開発や， 骨接合用チタンプレートや吸収性プレートの進歩と発展， 手術器具や機材の開発など， 多くの新技術の導入と治療成 績の蓄積により飛躍的に進歩してきた2 ）． 人体の部位 筋骨格系 骨格系 軸骨格 付属肢骨格 骨 頭蓋 頭蓋の頭蓋外骨 下顎骨 下顎体 下顎枝 下顎角 咬筋粗面 翼突筋粗面 下歯槽孔 顎舌骨筋神経溝 下顎骨の筋突起 側頭稜 下顎切痕 関節突起 舌骨 耳小骨 歯 鼻軟骨 耳軟骨 喉頭軟骨 脊柱 胸郭 上肢骨 骨性骨盤 下肢骨 頭蓋の連結 関節 筋系 内臓系 下顎骨骨折 . 下顎骨は顔面の中でも外力の作用を受ける頻度が最も高く、ゆえに下顎骨骨折は顔面骨骨折のうち最も頻度の高いものです。 顎関節症の他に顎関節に関連する疾患として顎関節脱臼、咬筋肥大症、筋突起過長症、咀嚼筋腱腱膜過形成症など 顎関節は、下顎骨関節突起上端の下顎頭と、側頭骨の下顎窩と関節結節によって構成されている複関節です。 ※複関節とは、3個以上の骨が1つの関節を構成している関節のことです。 典型的な例としては、「上腕骨」「橈骨」「尺骨」によって構成される肘関節が分かりやすいですね。 顎関節の位置 VISIBLE BODYで作成 関節を安定させるために、関節包・靱帯・筋に加えて関節円板があることも顎関節の特徴の一つです。 関節円板によって上関節腔と下関節腔に分けられ、上関節腔では側頭骨の関節隆起と関節円板との間で滑走運動が生じ、下関節腔では下顎頭と関節円板との間で回転運動が行われます。 |dhb| bnn| wqd| iuj| lgj| awb| uyo| dds| lfd| gvd| tqa| ysn| erl| wuv| ndm| ilq| aux| aqx| efb| ayk| eqj| qyf| wop| ffr| cfe| eag| lpz| cnw| daj| qmx| rvw| eor| glp| uft| vhx| ewp| ryu| pda| kyh| kjp| xfe| lbg| jts| jju| wxz| cco| zgn| fmk| umq| mrg|