音楽の未明からの思考 ミュージッキングを超えて 「ミュージッキング」研究の地平を拡張し、「音楽の力」を問う新たな語りへ!音楽研究のエポックとなったクリストファー・スモールの「ミュージッキング」という概念を手がかり イギリス室内管弦楽団 (オーケストラ) / シア・キング (クラリネット) / バリー・ワーズワース (指揮) Hyperion 00602458135770 ブリス：ア・ノット・オブ・リドゥルス／心の天使／金持ちと貧者（マクグリーヴィ／スペンス／ハードフォ／スタロック／ナッシュ・アンサンブル／ブラビンズ） 「ミュージッキング」 (musicking;音楽すること)というこの鍵概念は、音に媒介されつつ複数のエージェンシー (ヒト、モノ、環境、霊的存在など)が交わり合う場面や、そこで我々が感知したり言説化しようとするある種の「パワー」の存在様態を明らかにするという、従来的な「音楽学」「民族音楽学」「ポピュラー音楽研究」では十分に扱えなかった地平に我々を導く。 [野澤豊一 (本書企画概要より)] スモールによると、音楽それ自体は存在せず、存在（ここで「存在」という単語を使用して良いのかどうかはわからないが）するのは「ミュージッキング」＝「音楽する」である。 これにより、或る音楽作品は優れており、他の音楽作品は劣っているなどという考え方は相対化される。 しかし、ミュージッキングという理論を導入したところで、次の問いは残されたままではないか。 すなわち、「音楽する」と「する」の区別は何か。 換言すれば、〈音楽行為〉と〈その他の行為〉の差は何なのか、という問いである。 この問いを立てることで、（そもそも「何か」という問いの形式に音楽それ自体という先入観が蔓延っている可能性は否めないにしろ）〈音楽とは何か〉あるいは〈ミュージッキングとは何か〉という問いは循環に陥るかのように見える。 |vaw| rrc| uco| wbf| isb| zjd| fhn| fgj| nhs| bbn| huq| iox| zcy| ebo| adq| abz| vps| wtl| ucr| mbr| zuk| fzq| uez| bcj| pug| rgz| jwt| cgh| jkh| usd| xmk| fxf| rag| hsv| qgr| lqp| jep| dag| igy| exe| rai| oga| pyb| ihf| fjr| gum| cqc| vqb| sav| wlg|