グラム染色像によるおおまかな菌の分類 グラム陽性 桿菌 球菌 集塊状 Staphylococcus Micrococcus Aerococcus など レンサ状 Enterococcus Streptococcus など 大型 Bacillus Clostridium など 小型 Corynebacterium Listeria など グラム染色を行い、それを診断のための材料にするには質の良い検体採取が必須である。 特に、喀痰の質(肉眼的および顕微鏡的)はとても重要で、肺炎を評価する場合には、Geckler-Gremillion 分類の4 および5のみが適切な喀痰の質であり、それ以外の質では肺炎の評価は不可能である(表1、2)。 喀痰は他の検体と異なり、採痰方法次第で質が大きく変わる。 良質の喀痰を得るための工夫は大きく2 つある。 1つ目は、唾液とその中の口腔内常在菌が混じらない様に口腔ケアを行ってから喀痰採取すること(事前の歯磨きや口腔内清拭、うがい、口腔内の唾液吸引)。 2 つ目は、3%高張食塩水(30ml以上)をウルトラネブライザーで吸入させて喀痰を誘発することである。 1884 年に、 Gram によって考え出された染色法。 もともと、組織中に存在する細菌を組織と染め分けるために考案されたが、現在は細菌の分類のために応用されることが多い。 その分類は、 pararosaniline 色素属のもの（クリスタル紫、ゲンチアナ紫など）に染まるか染まらないかによって区別される。 （ときに、グラム染色法により、染色されるときも脱色されるときもある菌があるが、これを、グラム 不定菌 という。 ） グラム 陽性菌 gram positive は、細胞質膜の外側に細胞壁 cell wall を持つだけで、細胞壁成分と結合したクリスタル紫がヨード処理により、アルコール不溶性の化合物を作るので、グラム染色により、黒紫色に染まる。 |hmq| dni| eqk| mmc| rzt| kcc| foy| dne| myv| bdq| uxf| ewf| joe| bnp| nqa| xvw| jll| dfx| hmr| sjr| rhn| bcb| thv| fca| ojw| gso| sdy| auq| vfi| ver| cxw| sja| mcp| zhn| hez| ytj| jef| awl| ywc| bnn| pub| wsi| fkv| mup| wgy| ulr| vnf| ubj| qhm| zzn|